1 法人の概要
- シルヴァーウィング
- サービス活動収益規模 : 10億円~20億円
- 主な事業内容 : 介護
- 本部事務職員数 : 4名(うち会計事務の職員1名)
- 会計監査人との主な対応を行った者 : 理事長、事務員、施設長、管理者
2 会計監査人候補者の選定 (提案書の入手、理事会決議等)について
- 検討、選定は1か月程度かけて行った。
- 理事の会計士の知り合いから、社福に詳しい法人を紹介してもらった。
- 選定にあたっては、金額と熱心さを重視した。
3 予備調査・本監査について
- 多く受けた指摘は、①経理規程と実態が合っていない、②未収の補助金の計上が漏れている、③固定資産の除却処理につき年度末にまとめてやるのではなく期中に分けて実施すること、④内部統制の確保、⑤予算と決算の差異を少なくすること。
- 対応で大変だったことは、残高確認のための金融機関への手続き。それ以外は特段なく、普段の業務で用意している書類や会計ソフトで対応できた。
- 監査法人は3名チームで1名が中心となって毎回来ていたため、スムーズに進んだ。
- 回答に時間がかかった書類があったため、次回以降すぐに回答できるように整理したい。
- 当初は不安だったが、必要な提出書類やスケジュールなどが予め示されたことで、仕事の配分などを考えながら対応できた。
4 会計監査人を活用して良かった点、工夫した点
- 質問を受けることが多いので、今後はこういった質問に備えて仕事をしようという現場の意識変化が起きた。
5 その他、今後導入を予定している法人へのアドバイス等
- 拠点間の連携を強化していくことが重要。
- 会計監査人から早めに監査スケジュールや必要書類などを聞き出し、拠点と情報を共有し日程を確保しておくことで、スムーズに進めることができる。