障害のある人のライフステージを見据えた支援 支援課題と提言
調査概要
調査名称 |
障害のある人のライフステージを見据えた支援 支援課題と提言 |
実施主体 |
東京都社会福祉協議会 |
実施時期 |
平成17年2月~3月 |
実施方法 |
当事者、支援者から構成する7名のメンバーによる意見交換と実践事例のヒアリング |
調査報告のあらまし
障害保健福祉分野は、高齢者福祉、児童福祉と比べると、より一層、障害のある人のライフステージを大きくまたがった支援を必要としてい ます。このような障害保健福祉分野で時間軸による「縦のケアマネジメント」が十分に機能していないことを課題と考え、5つの項目を柱とした47の提言をま とめました。また、支援者が取り組みたい10のチェックポイントと施策に望む8つの課題も併せてまとめています。
報告書には、9人の当事者の声と7つの実践活動の事例を合わせて掲載しています。
提言のあらまし
1.障害のある人のライフステージを見据えた支援のために・・・
支援者が取り組みたい10のチェックポイント&施策に望む8つの緊急課題(PDF 16KB)
2. 障害のある人のライフステージを見据えた支援に関する提言
→47の提言一覧(PDF 18KB)
提言1.本人の自立とエンパワメントを尊重した支援者の関わりのあり方の再検討
- 「障害」や「自立」をどのように考えるかの理念の共有
- 発達支援のあり方を見直した新たなプログラムの開発
- 本人に対する周囲からの理解の促進
- 青年期・成人期のライフステージをふまえた支援の確立
提言2.家族(親、兄弟姉妹)に対する支援の充実
- 家族が自分の気持ちを気軽に安心して話せる場づくり
- 家族機能を支援するサービスの開発と提供
提言3.地域における関係機関の連携のしくみづくり
- 学校と地域の関係機関との連携ツールの開発と活用
- 支援の受け入れ前からの本人への関わりの強化
- 養護学校の児童生徒と地域の子どもの関わりの強化
提言4.ライフステージを通じた支援の構築
- 「縦のケアマネジメント」を保障する機関の設定
- 地域における余暇支援によるライフステージを通じての支援の構築
- 消費者被害、犯罪被害からのセーフティネットの構築
提言5.精神障害、軽度発達障害、中途の障害、重症心身障害児等におけるライフステージ特有の課題への対応
- 医療と密接な関わりのある障害におけるライフステージを見据えた支援
- 障害の受容に対する支援
- 思春期精神保健の確立
調査報告書に関するお問い合わせ
東京都社会福祉協議会 総務部企画担当 森
電話:03-3268-7171