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福祉広報 2016年10月 694号 テキストデータ

【表紙】

鹿児島県 与路島
「みんなうちの子、シマの子だ」と大人は
どの子も可愛がる。人間関係が濃密な島に育まれ、
あたたかく大きくなっていく。

【もくじ】

社会福祉NOW
働きにくさを抱えた人の
「働きたい」を支える

トピックス
●特別養護老人ホーム「青梅療育院」
平成28年台風9号による浸水被害

連載 地域の課題解決力を高める⑦
●大切なのは、地域にある課題を
住民に伝えていくこと
豊島区民社会福祉協議会
地域相談支援課 課長 大竹宏和さん

福祉職が語る
●西東京市社会福祉協議会会長
村田利夫さん

【NOW】

働きにくさを抱えた人の
「働きたい」を支える

地域の中には、
さまざまな理由により
「働きにくさ」を抱えた人がいます。
東社協では「東京都地域公益活動推進協議会」※を
設立しました。活動の1つとして
東京全体の連携による中間的就労の取組み、
「はたらくサポートとうきょう」を推進し、
「はたらきたいけれどはたらきにくい人」に対して、
はたらく場を提供し、継続的に支援することを
めざしています。働きにくさを抱えた一人ひとりの
「働きたい」を支え、多様な働き方・生き方が
認められる社会を作るために、どのような場や
サポートが必要なのでしょうか。
実践から考えます。


オーダーメイドで受入れ
高齢者の福祉総合施設 マザアス東久留米

10の事業所を持つ高齢者の福祉総合施設「マザアス東久留米」では、地域に開かれた施設として、ボランティアの方々との交流を大切にするなかで、人とのかかわりが苦手な若者から生活が困窮している高齢者まで、さまざまな「働きにくさ」を抱えた方を受入れてきました。そして、平成27年4月に「生活困窮者自立支援法」が施行されたことから、「取組みを広く知ってもらおう」と、生活困窮者自立支援法にもとづく就労訓練事業の認定を受けました。具体的には、働きにくさを抱えている方で、雇用契約を結んでいる方が6人、雇用契約を結ばずボランティア・インターンシップとして受入れている方が6人おり、そのうち1人を生活困窮者自立支援法下の非雇用型で受入れています。
マザアス東久留米では、就労支援機関からの依頼を受け、一人ひとりにあった働き方をつくる「オーダーメイド」を大切にしています。そのためには、「就労支援機関との連携が大切」とマザアス東久留米事務長の藤原将洋さんは語ります。就労支援機関のアセスメントに基づき、本人にあわせた働き方を就労支援機関とともに考え、マッチングします。また、本人の生活面の課題や仕事場で悩んでいることは、できるだけ就労支援機関で聞いてもらい、マザアス東久留米では、仕事の場として、本人ができていること・できていないことを評価して本人に伝えるという役割分担を心掛けています。法人内の体制としては、就労支援機関との連絡調整は法人事務局で行い、実際の受入れは、各事業所で行っています。
マザアス東久留米の事業所では、仕事の手順を見直して、清掃を中心に働く方を週に2〜3回、1日3時間ずつ受入れたことで、職員から「1日数時間の短時間勤務の職員はなかなか見つけづらいなか、利用者とゆっくり話すゆとりが生まれた」という肯定的な声が聞かれています。また、本人にとっては、職員や利用者との会話が働きがいにつながっています。
マザアス東久留米の特徴は、できるだけ、受入れた施設・事業所内でそのまま雇用につなげようとしていることです。藤原さんは、「雇用につながる可能性があることは、本人の頑張りがいにつながり、現場事業所でも受入れがいにつながる」と話します。ただし、必ずしも雇用をめざすのではなく、安心して定期的に通う場が必要な方には、ボランティアとしての受入れもしています。藤原さんは、「就労でも居場所づくりでも、働きにくさを抱えた方が、一歩ふみ出すきかっけをつくりたい。社会福祉施設は、①働きにくさを抱えた人が通うことのできる身近な地域にある、②福祉施設の役割として地域のニーズに応えるアンテナがある、③柔軟な受入れ方(雇用日数・時間、仕事内容)が可能である、④人を支えることを専門とする職員がいるという特徴がある。都内の福祉施設で2人ずつ働く場を提供できれば、千人、二千人の人生が変わるかもしれない」と語ります。
介護業務を担う方も
障害者支援施設 日の出舎

障害者の入所施設や就労継続B型事業所等をもつ社会福祉法人泉会「日の出舎」では、引きこもり状態だった方や発達障害のある方、疾患のある方等の働きにくさを抱えた方が働いています。日の出エリア統括施設長の西田徹さんが、「改めて考えてみると7人の方を受入れていた」と話すように、日の出舎では、「支援を必要としている方の切迫したニーズに応えよう」という法人の理念に基づき、施設創設以来、自然な形で受入れてきました。必ずしも就労支援機関を通じない形で受入れており、地域の方等からの働きにくさを抱えた方に関しての相談は、年間約10件にのぼります。日の出舎では、生活困窮者自立支援法にもとづく就労訓練事業の認定を受けるかどうかは、現在、検討中です。
日の出舎には、働きにくさを抱えて就労した方で、勤続年数が5年を超えている方が4人います。4人は、週5日、1日7時間働いていますが、必ずフルタイムでの働き方をめざすというより、本人の状況にあわせて時間をかけて本人にあう働き方を本人と模索しています。日の出舎での雇用領域は、介護の周辺業務にとどまらず、生活介護の業務を担っている方が、現在、5人います。また、どのような方も非常勤職員としての同一の待遇で受入れていることも特徴の一つです。日の出舎支援課課長の森敏彦さんは、「職場に定着するまでは、遅刻や欠勤、利用者や職員との関係調整、悩みの相談を受けるなど大変なこともある。しかし、その人にいてもらわないと困る場面が必ず出てくる」と話します。ある発達障害のある方は、入浴介助を中心に生活介護をしています。先々の手順を見通して丁寧な介護を行うことから、利用者の信頼を集めています。
働きにくさを抱えた方を受入れるメリットとして、統括施設長の西田さんは、「地域あっての施設。何より地域のニーズに応えられることが一番のメリット」と話します。また、「職員にとっても、働きにくさを抱えた方と共に働く経験は、長期的な視野での利用者理解に役立ち、支援の力量が上がっていく」と話します。森さんは、「誰もが介護や子育て、病気などで、柔軟な働き方が必要な時がある。”色々な人が働いているのが当たり前“と思う職員が増えてくると良い」と話します。
就労の準備をサポート
明日葉ステーション

東京社会福祉士会では、練馬区からの委託を受け「明日葉ステーション」を拠点に、主に生活保護受給者の就労準備の支援から、仕事探し、就職後のアフターフォローまで一貫した支援を行っています。その支援の特徴は、ここでもやはり「オーダーメイド」の支援にあります。地区ごとの担当制となっている「就労サポーター」が、福祉事務所からの紹介により、自宅を訪問し、本人の好きなことを一緒に行い信頼関係を築きながら、支援計画を立て、寄り添いながら支援を継続します。
明日葉ステーションで実施するプログラムは、コミュニケーションの訓練に主眼をおきながら、一人ひとりの好きなことや得意なことを活かすことを大切にしています。「人との関わりから自分の得意なことを知る。得意なことを活かして、仲間に喜んでもらうことが自信につながり、働く一歩になる」と、明日葉ステーションの鐙真美さんは話します。明日葉ステーションでは、仲間との交流の中で自信をつけ、働くために最低限必要な生活習慣と、働くことへの前向きなイメージをもってもらったうえで、仕事の受け皿を探します。
「柔軟な働き方を許してくれる事業所があれば、働ける人はたくさんいる。例えば、週1回から働ける、常時いなくても何かの時に相談できる担当者が決まっている、働く前の準備として定期的に通う場を提供してくれる、そんなところがあれば・・」就労サポーターの海老澤浩史さんは話します。同じく、就労サポーター五十嵐朋惠さんは、「働くことで、別人のように表情が変わり、自信に満ちた顔になる。それをみると、人の心を変えるのは人とのかかわりで、一人ひとりのなかに、人とのつながりを持って働きたいという気持ちがあるんだと思う」と語ります。
●    ●    ●
3つの事例から見えてきたのは、地域に、その人に合わせた柔軟な「働く場」をつくっていくことで、働きにくさを抱えた人が、その人らしく働くことができるということです。しかし、平成27年4月に施行された「生活困窮者自立支援法」下で中間的就労の認定を受けている事業所は都内で35か所(うち、社会福祉法人は3法人14カ所*)、とまだまだ不足している状況です。今後、社会福祉法人をはじめとしたさまざまな関係機関が、地域で力を合わせ、多様な受け皿をつくっていくことが求められています。


東京都地域公益活動推進協議会
社会福祉法人の使命に基づき、地域における福祉課題の解決に向け、社会福祉法人の連携による地域における公益的な取組みを推進することを目的に設立した組織
(P.8「東社協発」参照)

マザアス東久留米でのボランティア活動

日の出舎で
作業の
補助を行う

明日葉ステーションにて
練馬区就労サポーター
五十嵐朋惠さん(左後ろ)
海老澤浩史さん(右後ろ)
堀内桃子さん(右前)
明日葉ステーション
鐙真美さん(左前)

 

 

【トピックス】

特別養護老人ホーム「青梅療育院」
平成28年台風9号による浸水被害


施設の
被害状況と対応
8月22日に関東地方に上陸した「台風9号」ならびに8月30日に東北地方に上陸した「台風10号」によって、関東、東北、北海道等を中心に、大きな被害がもたらされました。被害を受けられた方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
台風9号による豪雨の影響で、都内で冠水の被害を受けた、社会福祉法人仁育会 介護老人福祉施設青梅療育院(定員100名)の被災状況と、復旧にむけた取組みについてお伝えします。
青梅市の特養「青梅療育院」の
主な被災状況
施設が冠水するまでを振り返って、施設長の宇津木敏郎さんは、「雨が降ってきたと思ったら、バケツをひっくり返したような大雨になり、みるみるうちに玄関まで水が入ってきた」と話します。職員が急いで土のうを玄関に積み上げて対応しましたが、水は施設の内部にまで侵入し、降り始めから30分足らずで床上40センチにまで達しました。2時間後には完全に水が引いたものの、冠水によって1階の電気、冷暖房、通信機器等が使えなくなり、1階に設置してあった機械浴槽や洗濯機、厨房機材も壊れてしまいました。入浴は清拭で代替し、洗濯は好意で代行を申し出てくれた近隣の施設にお願いしていましたが、9月初頭には復旧しました。しかし、厨房機材は被害が大きく、改装工事が必要となり、9月中旬まで食事を外食業者へ委託せざるを得ませんでした。また、事務所にあった書類も浸水の被害にあいました。
人的被害はなかった
「何より幸いだったのは、利用者が全員無事だったこと」と事務長の伊東力さんは何度も強調しました。1階には居住スペースがなく、利用者は施設の浸水前に昼食を終えて2、3階の居住スペースに戻っていたため、全員が無事でした。また、職員にも被害はありませんでした。2、3階は電気、冷暖房等の設備に被害がなかったため、利用者に別の施設に避難してもらわずに済み、精神的な負担も少なかったと言います。
宇津木さんは、「浸水が起こったのが日中で、しかも昼食をちょうど終えたころに雨が強まってきたから良かったが、もし夜間に発生したり、多くの利用者が1階で過ごしている時間帯だったらと想像すると、本当に恐ろしい。この地域は平成10年にも同様の豪雨を経験したが、その時は玄関までの浸水だった。地震や火災に関する防災マニュアルは作成して、消火訓練等も行っていたが、水害は想定していなかった」と話しました。
復旧への取組み
この被災を受けて、夜勤明けや公休の職員も含めて、総出で泥かき等の施設の復旧作業にあたりました。伊東さんは、「泊まり込みで作業をしているところに、近隣の福祉施設の職員が手伝いに来てくれた時は本当にありがたかった。これは平常時のつながりがあるからこそだと思う」と話しました。また、東京都高齢者福祉施設協議会 青梅ブロックや、東京ボランティア・市民活動センター等を通じた情報発信や呼びかけにより、約20名のボランティアが復旧作業に加わりました。
今後の災害に備えて
被災後、青梅ブロックからは被害状況を問うメールがブロック内の各施設宛に来ていましたが、青梅療育院のパソコンは冠水の被害で使うことが出来ず、数日後に近隣施設の職員から聞いてはじめて知ったと言います。「被災時に通常の連絡方法が使えるとは限らない。いつ、どうやって、どこに被災したことを知らせればよいのか、改めて考えさせられた。施設でもマニュアルの見直しを検討しはじめている」と伊東さんは話します。
宇津木さんは、「今回、多くの近隣施設やボランティアに助けてもらった。地域の施設等が今後災害に見舞われた際には、駆けつけて今回の恩返しをしたい」と話しました。
自然災害の発生自体を防ぐことは出来ません。しかし、日ごろからの防災の取組みや、地域住民・団体との連携によって、被害を最小限に留めることは出来ます。さまざまな災害に備えた継続的な取組みが、各福祉施設に求められています。

浸水した事務所の様子

1階廊下

 

 

【マンスリー】

東京都独自の
待機児童対策を
提案

●東京都は、待機児童解消に向けた緊急対策案を示した。保育所等の整備費は国の補助基準額に25%上乗せする一方、賃借料は事業者負担を8分の1に減らすといった「保育所等の整備促進」、家賃などを補助する宿舎借り上げ支援の対象者を、「全員」に広げる「人材の確保・定着の支援」、妊娠から子育て期まで継続した支援を行う「保育コンシェルジュ」を増員するなどの「利用者支援の充実」の3つを柱として11の対策を実施する。
(9/9)

●江東5区、大規模災害時の広域避難対策をとりまとめ
●墨田、江東、足立、葛飾、江戸川の5区は合同で、大規模水害に対する避難対策についてをとりまとめた。洪水や高潮などによる大規模水害時、発生3日前から5区以外の地域への「広域避難」を促す対応方針を決めた。      (8/25)
●潜在有資格者の約半数が復帰の意志
●社会福祉振興・試験センターによると、介護福祉士・社会福祉士の資格を持ちながら現場を離れている潜在有資格者の約半数が、「条件が合えば働きたい」など、今後の復帰も選択肢に入れていることがわかった。         (8/31)
●リオ2016パラリンピックが開催
●ブラジル・リオデジャネイロで9月7日から18日の12日間、「リオ2016パラリンピック競技大会」が開催された。参加国は160か国以上、参加選手は約4,350人。             (9/7)
●豊島区、待機児童ゼロへ新たな取組み
●豊島区は、平成29年4月に区役所庁舎が入るビルに、定員60名の認可保育所を開設することを発表した。また、居宅訪問型保育事業の拡大として平成28年12月からは現行の事業対象である重度障害児に加え、待機児童を対象に含める。
(9/7)
●要介護認定の有効期限、3年に延長へ
●厚労省の社会保障審議会介護保険部会において、自治体の事務負担を軽減するために要介護認定の有効期限を36か月に延長することなどが概ね了承された。             (9/7)
●日本盲人会連合、視覚障害者が危険を感じる駅を調査
●東京メトロ青山一丁目駅で発生した盲導犬使用者の転落事故を受け、日本盲人会連合は、視覚障害者が危ないと感じる都内の駅について緊急アンケートを実施し、その結果と「視覚障害者が安心して自由に外出するための鉄道駅の安全に関する要望書」を国土交通省に提出した。  (9/16)
●成年後見制度利用促進委員会が初会合
●成年後見制度の利用の促進に向けた協議を行う有識者会議の初会合が、内閣府で開かれた。不足している後見人の確保や不正の防止などの課題解消につながる施策の立案に取組む。  (9/23)

 

 

【囲み】

平成28年台風10号
大雨等災害義援金のお知らせ

■中央共同募金会……10月31日(月)まで
「平成28年台風大雨等災害義援金」
●銀行振込・三井住友銀行 東京公務部 普通預金 0162529
口座名義:(福)中央共同募金会台風大雨災害義援金口
・りそな銀行 東京公務部
普通預金 0126781
口座名義:(福)中央共同募金会

■日本赤十字社……10月31日(月)まで
「平成28年台風10号等災害義援金」
●郵便振替(ゆうちょ銀行・郵便局)
・口座記号番号:00100-6-324140
口座加入者名:日赤平成28年台風10号等災害義援金
●銀行振込・三井住友銀行 すずらん支店
普通 2787535
・三菱東京UFJ銀行 やまびこ支店
普通 2105530
・みずほ銀行 クヌギ支店
普通 0620316
口座名義はいずれも「日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)」

 

 

【連載】

大切なのは、
地域にある課題を
住民に伝えていくこと

豊島区には129の町会・自治会があり加入率は平均52・7%です。
しかし、餅つき大会等のイベントを開催すると多くの人が参加するなど、
町会・自治会の加入率と地域のつながりはイコールではありません。
豊島区民社協では、CSW*の配置、地域福祉サポーターの
募集等を通じて地域の課題を把握し
対応していくだけでなく、地域課題を
住民に伝え、地域力・住民力の発揮に
つなげることを意識した取組みが
行われています。

Otake hirokazu

大竹宏和

豊島区民社会福祉協議会
地域相談支援課 課長


「ホームレス団体の炊き出しに子どもが並んでいる」と民生児童委員から社協に情報が寄せられました。平成21年のことでした。「子どもの貧困がこんなにも広がっているなんて…」と、民生児童委員も衝撃を受けていました。
豊島区民社協では、この情報提供をきっかけに関係機関と協力し、学校の長期休みに「子ども祭り」を開催し相談コーナーを設置したり、平成22年からは主に小学生を対象にした学習支援活動「ちゅうりっぷ学習会」、「にじいろ学習会」を開始しました。
また、実践と並行して地域に支援の必要な子どもがいることを、意識して地域に伝えてきました。学習支援の場は今年で開始7年目となります。現在では、社協で実施している3か所以外にも取組みが拡がり、区内で計11か所の学習支援の場が開設されています。住民が地域課題に関心を持ったことが活動の拡がりにつながっているのではないかと思います。大切なのは課題に気づいた後に、自分たちだけで対応するのではなく、把握した地域課題を地域の中にきちんと”伝えていく“ことだと思っています。

地域の関心を高めるためには
社協が把握した地域課題を住民に伝え、関心をもってもらうために始めた活動の一つが「しゃべり場」です。全世代の地域コミュニティの拠点「区民ひろば」を活用し、区民ひろば運営協議会と連携し行っています。
地域課題は個別に存在しているのではなく、”同じ一つの地域“という大きな器の中に、複数の課題が時には複雑に絡み合って存在しています。しゃべり場は、結論を出すための話し合いの場ではなく、顔を合わせたさまざまな話題のやり取りから、地域課題を知ることにつなげる場です。
しゃべり場の第一回目は「災害」をテーマにしました。東日本大震災という共通の経験から、災害は世代を超えて共通課題になりやすく、自分はこんな経験をした、こんな風に大変だったと会話が行き交います。豊島区民社協としても、被災地への職員派遣を経験したからこその話題提供や課題の投げかけができます。「災害時に心配してくれる人が近くにいなかったらどうするか?」と投げかけると、「そういえば、近所に一人暮らしの高齢者がいる。あの人はどうするのだろう」と、身近な課題にも目が向きます。
ある回のしゃべり場では、住民の関心から「遺産相続」をテーマにしたところ会場が満員になりました。税理士や司法書士にも協力いただき、遺言の書き方や相続に関して不安に感じていることなどを相談できる場にしました。まずは、住民の関心があることから場をつくり、その機会の中で、社協からも発信していこうと取組んでいます。

身近に感じてもらうための工夫
伝える際の工夫としては、地域の方に自分の身近な課題と感じてもらうことを意識しています。
「区内でこのような課題があります」と入ると、「大変なところもあるのね。でもうちの地域は違うから」という反応になる場合があります。しかし、「東京都では」や「被災地では」と、身近な地域とは少し距離をもたせた説明をすると、逆に関心をもって聞いてくれます。更に、「自分の地域にも同じ課題があるかもしれない」と、自分の身近な場所に目を向け気づき始めてくれることがあります。
地域の中で話す機会をいただければ、出かけてその機会を存分に活かします。一方的に伝えたいことを発信するのではなく、相手が関心をもっている話を話し合う中で、社協からも新たな話題提供をさせてもらう。他人の土俵に乗ることを大切にしています。お互いが情報発信しあい、共感から理解が深まり、地域力・住民力の高まりにつながればと考えています。

CSWと地域福祉サポーター
豊島区民社協では、平成21年度より豊島区のモデル事業としてコミュニティソーシャルワーク事業(CSW事業)を開始しました。CSWは、区民ひろば8か所に配置され、主に個別相談支援、地域の実態把握、地域支援活動の3つを基本とし活動していています。
全ての人に対応できるかという点では、CSWも完璧ではなく悩むことも多いです。介入拒否をされる方ももちろんいます。関係機関につないだ後に「相談してみたけれど話をよく聞いてくれなかった」と戻ってくる方もいます。そのようなときは、とことん対応します。どこまで深く関わるか見計らいながらも、寄り添い支援することを大切にしています。そうでないと、個別事例の要因を探れず、次に同様の事例が出てきた時の学びにつながらないからです。他機関につないだ際も、その事例を主に関わる機関と認識しながら、丸投げにせず一緒にかかわることを大切にしています。自分たちができることが”役割“です。特に多問題がある事例の場合は、最初の段階では役割は他機関と重複していくものだと思っています。重複する中で、お互いの考え方あり方も含めて、目の前の課題を一緒に考え、一緒に対応していくことで解決力を高めています。
また、CSW等と連携する存在として住民による「地域福祉サポーター」を募っています。豊島区は「池袋」などがある商業地域でもあるため、日中豊島区で過ごす方も地域を見守る重要な存在です。地域福祉サポーターは、区内在住、在学、在勤の18歳以上の方を対象としています。通勤途中の駅周辺で気になる方、または接客の仕事をしている最中に出会った気になる方や異変に気づいた方についても社協に連絡が入ります。
「支える側」「支えられる側」というそれぞれの枠で固定せずに全ての人から力をもらいたいという思いがあり、子育て中の方も、高齢者も障がいがある方も全ての方を担い手の対象としています。地域福祉サポーター向けの学習会では、自然と仲間として存在します。そこでの会話から、お互いの立場や課題の理解が深まることもたくさんあります。
改正介護保険法、社会福祉法人による地域公益活動の推進においても、住民理解や地域力・住民力は重要な視点になっています。

地域課題を把握するためのアンテナをはり、地域に話題を提供していくこと。そして、地域で何ができるかお互いが考えていくことが重要だと感じます。また、同じように課題を把握し、活動を推進・実践している団体や、新たな使命をもって活動している団体とどうつながっていっていけるか。そこに地域住民の参加をどうつなげていくか。それぞれがつながりを深める何かを見つけながら社会的包摂の視点で住民全体で地域を包んでいくことの仕掛けをたくさんつくっていきたいと考えています。

主に小学生を対象にした学習支援活動

しゃべり場「災害時の防災用具の体験」

しゃべり場「災害を考える」


*CSW(コミュニティソーシャルワーカー)
地域において生活上の課題を抱える個人や家族に対する個別支援と、人々が暮らす生活環境の整備や住民の組織化等の地域支援をチームアプローチによって統合的に展開する実践。個別支援から地域の中で共通する課題を見つけ、地域住民や関係機関等との協働により課題解決に向けた新たなしくみづくり(地域支援)を行います。

 

 

【ゆーすけ】

第2回も大盛況!「はたらくサポートとうきょう」
事業説明会を開催したよ
●第2回「はらたくサポートとうきょう」の事業説明会を9月7日(水)に開催しました。
第1回の81名の方々の参加に引き続き、83名の都内社会福祉法人の方が参加し、熱気あふれる説明・質疑応答が行われました。
社会福祉法人の地域公益活動としての、「はたらきたいけれどはたらきにくい人のはたらく場づくり」。ぜひ、ご一緒に考え、取組んでみませんか。


第11回東京大集会を開催したよ!
●9月10日(土)、文京学院大学本郷キャンパス仁愛ホールにて、第11回東京大集会(同名実行委員会主催)を開催し、約470名が集まりました。今年のテーマは「&東京〜誰もが安心して暮らせる場を」です。
はじめに、実行委員長で東社協知的発達障害部会部会長の坂本光敏さんから開会の挨拶と趣旨説明があり、次に、東京都発達障害支援協会理事長の山下望さんによる講演がありました。続いて、当事者の方が普段の暮らしや希望について語る利用者・家族発表、施設職員による発表、ダウン症グループ DANKEによるヘルマンハープの演奏がありました。
最後に東京知的障害児・者入所施設保護者会連絡協議会代表幹事の白土一郎さんが閉会の挨拶を行い、今年の東京大集会を締めくくりました。

 

 

【東社協発】

東京都地域公益活動推進協議会
設立記念セミナーを開催しました

9月21日(水)にあいおいニッセイ同和損保新宿ビルにて、「東京都地域公益活動推進協議会 設立記念セミナー—今こそ社会福祉法人がその力を発揮するとき—」を開催しました。都内社会福祉法人理事長、役員、施設長、都内区市町村社協の役職員など約300名の参加がありました。
設立記念式典では、東京都地域公益活動推進協議会会長 品川卓正さん、東京都福祉保健局 総務部事業推進担当部長 古賀元浩さん、社会福祉法人全国社会福祉協議会 事務局長 野崎吉康さんから挨拶がありました。
続いて、日本福祉大学福祉経営学部招聘教授 田島誠一さんから「社会福祉法改正と社会福祉法人の今後の経営」をテーマに記念講演がありました。
次に、文京学院大学准教授 中島修さんをコーディネーターに、3つの社会福祉法人から事例発表がありました。
法人として取組む地域公益活動として社会福祉法人ダビデ会 昭島ナオミ保育園 園長の伊能恵子さん、地域ネットワークの取組みとして、社会福祉法人東村山市社会福祉協議会 事務局長の小野寺隆さん、中間的就労の取組みとして、社会福祉法人フロンティア事業開発検討委員会 長谷川裕基さんと東池袋豊寿園 園長の平岡哲也さんが登壇し、それぞれの活動を発表しました。
▼入会申込み受付中
引き続き、入会申込書を受け付けしておりますので、ぜひとも、多くの社会福祉法人の連携による地域公益活動を展開していけるよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
東京都地域公益活動推進協議会事務局
TEL 03(3268)7192
ホームページで都内の社会福祉法人の地域公益活動の取組み情報を発信しています。
http ://www.tcsw.tvac.or.jp/kokenshien/index.html


東京都災害
ボランティアセンター
訓練を実施しました

東京ボランティア・市民活動センターが事務局を担う、東京都災害ボランティアセンターアクションプラン推進会議では、9月4日に実施された「平成28年度東京都・葛飾区・墨田区合同総合防災訓練」に参加し、「東京都災害ボランティアセンター」の訓練を行いました。NPO、NGO、社協、JC、宗教団体、日赤東京都支部、東京都等、18団体から33名が参加しました。
訓練は、首都直下地震が発生して1カ月後の在宅避難者への支援をテーマに実施されました。大きな地図を使った都内の被害状況の視覚化や、シナリオを用いたワークを行うことで、課題の整理と共有を行いました。その上で、東京都災害ボランティアセンターの機能について①情報収集、②情報発信、③プログラム開発支援の3グループに分かれて検討を行いました。
在宅避難者を含め、災害時に適切な支援を適切な人、場所に届けるためには、平時からの関係団体による連携や協働が欠かせません。アクションプラン推進会議では、東京都域のセンターとして、各支援団体が持つネットワークを最大限に活用するため、今後も取組んでいきます。


東京在宅福祉・介護
フォーラムを
開催しました

現在国で検討されている要介護1・2の方の生活援助サービスや福祉用具貸与等の給付を、原則自己負担化することや、地域支援事業へ移行することなどについて、利用者やその家族の負担が増加することのないよう、関係団体が協力し、国に訴えていこうと、9月7日(水)に星陵会館にて、「東京在宅福祉・介護フォーラム(同名実行委員会主催)〜要介護1・2と生活援助サービスのあり方を考える〜」を開催しました。在宅福祉・介護事業所の方をはじめ、当事者の方や関心のある方など341名が集まりました。
はじめに、東社協 東京都介護保険居宅事業者連絡会 運営委員長の大久保孝彦さんから、開会の挨拶とフォーラムの主旨説明がありました。
続いて、「これからの介護保険制度と東京の在宅福祉・介護のあり方について」をテーマに17団体からそれぞれ意見表明がありました。各団体は、利用者のセルフネグレクトの可能性を指摘し、自己負担になることを不安に感じている利用者やその家族の想いを代弁しました。また、生活援助サービスの掃除・洗濯は家事代行ではなく、職員が専門性を発揮しながら取組んでいること等を強調し、検討の見直しを訴えました。
最後に、東京都介護保険居宅事業者連絡会 副委員長の和田稲子さんが、「高齢者の尊厳が守られ、介護が必要な方が安心して地域で暮らしていけるよう、みなさんとこれからも一緒に努力していきたい」と締めくくりました。


開催

第31回
食事サービスを
考えるつどい

市民による助け合いの活動として、食事サービスは各地で取組まれています。高齢社会の今、食を介した地域活動はますます重要になってきています。この度、東京食事サービス連絡会主催で第31回「食事サービスを考えるつどい」を開催します。今年は、高齢者の低栄養と、そしゃくや嚥下に困難がある人にもおいしく、食べやすい食の工夫をテーマにとりあげます。
▼日時 平成28年11月23日(祝)
▼時間 10時半〜16時(開場10時)
▼会場 飯田橋セントラルプラザ12階
▼参加費 2千円(お弁当つき)
▼内容 第1部 「高齢者の低栄養 原因と対策について」 講師 柴田博さん(桜美林大学名誉教授・特任教授)、第2部 「低栄養・食機能低下等の課題に対応した食品開発の視点と現状」 講師 森佳光さん(キューピー株式会社 広報・CSR本部本部長/日本介護食品協議会会長)、第3部 事例報告「食べにくい・飲み込みにくい人たちのためのアセスメントと調理の工夫」 清水福子さん(NPO法人あかねグループ理事長)、高橋恵美子さん(NPO法人すずらん代表理事)、第4部 「高齢者がおいしく食べやすい献立や調理の工夫を考えよう」(参加者同士の話し合いを行います。資料として「11月の献立表」と「おすすめのレシピ」を10部ずつお持ちください)
▼参加方法 参加申込書に必要事項を記入の上FAX又はホームページから申し込みができます。
URL http://tvac.or.jp
▼申込み・問合せ 東京ボランティア・市民活動センター
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【福祉職】

社協会長の32年間を
振り返って


西東京市社会福祉協議会会長
村田利夫Toshio Murata

大正12年3月に生まれ、戦時中は、現天皇陛下の皇太子時代、疎開先の奥日光に同行。終戦時には皇居にて近衛兵として従事。
田無自動車教習所を経営。昭和59年8月に田無市社会福祉協議会会長に就任。平成13年4月、田無市社会福祉協議会と保谷市社会福祉協議会が合併し、西東京市社会福祉協議会が設立されたことに伴い、会長に就任し、現在に至る。長年、警察、消防関係の懇話会会長を務め、交通安全協会、ロータリークラブなどの分野で、地域活動に取組み貢献。

田無市社協との出会い

昭和59年に当時、民生・児童委員で田無市社協の副会長を務めていた中嶋武平さんが訪ねてきて、「村田さん、田無市社協の会長に就任してほしい」と言われたのが、田無市社協そして現在の西東京市社協との出会いの第一歩でした。私は田無で生まれ育ち、自動車運転教習所を経営して警察関係や消防関係の会議などには参加していましたが、社会福祉には関わりがありませんでした。しかし、その後32年間社協の会長を務めてこられたのも地域の付き合いや、地元の関係者に支えられてきたからだと思います。
社協の会費増額のお願いをしたときに、何か会員にお返しすることができないか考え、付き合いのあった故三波春夫さんに会員等を対象に公演をしてもらいました。それがきっかけで市民を対象に社協のPRも兼ねて毎年1回芸能人をゲストに迎えて実施するチャリティゴルフ大会につながり、今年で17回を迎えています。
私が社協や仕事を通じて大事にしてきたのは、「すべて世のために行っている」ことだと思って臨むことです。誰でも苦労していますが、自分だけが苦労しているとは思わず、支えてくれる人がいることに感謝の気持ちを持って、明日に向かって頑張ることだと思います。私個人としては一つひとつの事柄にクヨクヨしないことが一番大事かなと思っています。
天皇陛下のお言葉

私は大正12年3月生まれの93歳で、関東大震災の折に母の背中に負われて逃げたことは、後から聞きました。また、兵役では近衛師団で皇居の警護に当たっていました。天皇陛下(当時皇太子殿下)の警護で奥日光にも行きました。そうしたご縁で、数年前には皇居に当時の近衛師団の同僚とお招きをいただき、天皇・皇后両陛下とお話をさせていただく機会も得ることができました。その折に、社協の会長を務めていることをお話しすると、天皇陛下から「ご苦労様、頑張って」とお声をかけていただき、大変うれしい思い出になりました。
社協の合併から今後の活動

平成13年1月21日に田無市と保谷市が合併することになり、田無市・保谷市両社協も合併に向かって協議を始めました。組織体制、事業内容、職員体制などさまざまな点で違う団体が一緒になるということで、混乱することもあるかと思いましたが、市役所からも支援をいただき、両社協の役員、職員、関係団体・機関の方々の協力を得て、平成13年4月2日にスムーズに西東京市社協として発足させることができました。
田無市社協ではボランティア活動の推進をすすめ、西東京市社協になってからは、地域に住む人が「安心して暮らせるまち」をつくる住民参加型の活動を重点事業として推進してきました。平成27年度から平成31年度までの事業として「西東京市社協改革のためのアクションプラン」を実施していきます。プランでは、西東京市社協は地域福祉を推進する中核的な団体として、誰もが安心して暮らすことができる福祉のまちづくりをめざしています。子育て世帯、生活困窮者への支援など、市民の抱える問題解決に今まで以上に、中核的な役割を果たしていきます。
今、思うこと

私は社協会長として、いろいろな場所でお話をさせていただいています。以前は高齢者、障害者関係などの会議が多かったのですが、近頃は子育て教室の母親の会議など、以前より幅広い層に広がっています。私は、閉じこもっていてはダメ。外に出て地域につながることが大事であることをお話していますし、それを支援することが社協の仕事だと思っています。
社会福祉は、皆が協力し相手の立場になって考え、話し合うことを積み重ねていくことが大事で、そのためには、自分を顧みて物事を考えることが必要だと思います。

 

 

【資料ガイド】

施策・会議資料
●『社会福祉法人制度改革の施行に向けたブロック別担当者会議資料』(厚生労働省/9月)
7月に行われた「社会福祉法人制度改革の施行に向けた全国担当者説明会資料」に加えて、「社会福祉充実残額等について」、「社会福祉法人の財務諸表等開示システムについて」、「社会福祉法人制度改革に関するFAQ(8月22日付)」などを掲載。
●『社会福祉施設等における非常災害対策及び入所者等の安全の確保について』(厚生労働省/9月)
●『介護保険法施行令の一部を改正する政令』(厚生労働省/9月)
●『有料老人ホームの運営に関する行政評価・監視の〈結果に基づく勧告〉』(総務省/9月)
●『「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」の中間とりまとめ〜事件の検証を中心として〜』(厚生労働省/9月)
●『子ども虐待による死亡事例等の検証結果等』(厚生労働省/9月)
●『児童虐待及び福祉犯の検挙状況(平成28年上半期)』(警察庁/9月)
調査結果
●『平成27年度『介護給付費等実態調査』の結果』(厚生労働省/8月)
●『アンケート調査『民生委員・児童委員』について』(東京都福祉保健局/8月)
●『「保育所等関連状況取りまとめ(平成28年4月1日)及び待機児童解消加速化プラン」集計結果』(厚生労働省/9月)
●『切れ目のない保育のための対策について』(厚生労働省/9月)
●『平成28年『敬老の日にちなんだ東京都の高齢者人口』(推計)』(東京都総務局/9月)
●『平成27年『介護サービス施設・事業所調査』の結果』(厚生労働省/9月)
●『平成27年社会福祉施設等調査の結果』(厚生労働省/9月)
その他
●『2016 社会福祉の手引き』(東京都福祉保健局/8月)
●『少年からのシグナル』(警察庁/9月)
いじめ・虐待などの相談窓口を記載。

 

 

【アンテナ】

助成金

元気シニア応援団体に
対する助成活動

焈申込締切 10月31日䂓消印有効 焈助成対象 高齢者を対象にした健康管理・増進、自立支援、生きがいづくり等の活動を行っている民間非営利の団体、ボランティアグループ、NPO法人等 焈助成金額 15万円(1団体あたり限度) 焈助成内容助成活動に直接必要となる経費焈申込方法 下記ホームページより申請書をダウンロードし、郵送にて申込 焈申込・問合せ先 生命保険協会広報部内「元気シニア応援活動」事務局 〒100−0005 千代田区丸の内3−4−1新国際ビル3階
ⅱ03(3286)2643
http://www.seiho.or.jp/


講座・シンポジウム

総合リハビリテーション
研究大会

焈申込締切 10月28日𥐮 焈日時 【前夜祭】11月4日𥐮17時〜、【大会】11月5日砅10時〜18時20分、6日矬10時〜16時 焈場所 目白大学新宿キャンパス 焈参加費 一般:3,000円、学生:1,000円 焈内容 【前夜祭】第1部:鼎談によるアッピール「障害者福祉のメッカとしての新宿」、第2部:学生と若手ワーカーのためのICF研修会、【11月5日】講演「障害者をめぐる動向」、特別講演「当事者の立場から考える自立とは」、基礎講演「サービスの利用者が主役になる地域中心の総合リハビリテーションの実現」、シンポジウムⅠ「共生社会の実現のために〜総合リハビリテーションの発展に期待する〜」、【11月6日】分科会①「支援を必要とする子どもとその家庭への継続的な関わりをめぐって」、②「発達障害のある大学生の支援をめぐって」、③「コミュニケーション・意思疎通支援をめぐって(支援機器の活用を含む)」、④「障害者雇用における差別禁止と合理的配慮等の課題をめぐって」、⑤「介護予防をめぐる今日的課題」、シンポジウムⅡ「地域包括ケアと地域実践に関する今日的な課題をめぐって」 焈申込方法 下記ホームページより申込用紙をダウンロードし、FAX、またはメールで申し込み。(FAXやメールでのお申し込みが難しい場合は、電話でも受付可) 焈申込・問合せ先 「第39回総合リハビリテーション研究大会」事務局
ⅱ03(5292)7628 滹03(5292)7630
rehab@dinf.ne.jp
http://www.normanet.ne.jp/~rehab/

白梅子ども学講座
子どもの権利条約
—現状と課題

焈日時 10月29日砅13時〜17時 焈場所 白梅学園大学 焈定員 150名 焈参加費 2,000円 焈内容 「子どもの発達における遊び・文化・ゆとり」増山均氏(早稲田大学文学学術院教授)、「権利擁護としての子どもの施設の現状と課題」中山正雄氏(白梅学園短期大学教授)焈申込方法 申込書をFAX、又は郵送にて申込 焈申込・問合せ先 白梅学園大学 教育・福祉研究センター 〒187−8570小平市小川町1−830
ⅱ042(346)5639 滹042(346)5652

ふるさとの会・支援付き
住宅推進会議
共催シンポジウム

焈日時 11月3日(木・祝)13時半〜17時(開場13時) 焈場所すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)・ホール 焈定員 200名 焈参加費 1,000円(資料代)焈内容 基調講演「支援付きすまい再考」髙橋紘士氏(高齢者在宅財団理事長、支援付き住宅推進会議共同代表)、パネルディスカッション「たまゆらの悲劇を繰り返さない〜共生社会の実現に向けて〜」 焈申込方法下記ホームページより申込書をダウンロードし、FAX、又はメールにて申込 焈申込・問合せ先 自立支援センターふるさとの会事務局
ⅱ03(3876)8150 滹03(3876)7950
info@hurusatonokai.jp
http://www.hurusatonokai.jp/

医療・福祉フォーラム

焈日時 11月10日矻13時〜17時(開場12時半) 焈場所 日本赤十字社2階 大会議室 焈参加費 8,000円 焈内容 基調講演「新しい介護政策と医療保険改革」森田朗氏(国立社会保障・人口問題研究所所長)〈進行〉京極髙宣氏(全社協中央福祉学院学院長)、シンポジウム「全世代対応型地域包括ケアシステムの構築」 焈申込方法 電話、FAX、又はメールにて申込 焈申込・問合せ先 フォーラム事務局
ⅱ03(5720)1161 滹03(5720)1166
care@hokuryukan-ns.co.jp
http://www.hokuryukan-ns.co.jp/

相続フォーラム
inむさし野

焈申込締切 11月18日𥐮 焈日時 11月23日(水・祝)9時半〜16時半 焈場所 武蔵野スイングホール11階 焈定員 基調講演会・ミニセミナー:各100名、個別相談:各6組(事前予約制) 焈参加費 無料 焈内容 基調講演「感謝の気持ちと譲る心の大切さ」野口賢次氏(相続アドバイザー協議会副理事長)、ミニセミナー「借地・底地と相続」、「税理士は見た 相続のこんなトラブル」、「円満な相続のためのエンディングノートの活用」、「都市農家の相続対策〜生産緑地をどうする?〜」、個別相談(6回) 焈申込方法電話、又はFAXにて申込 焈申込・問合せ先 相続アドバイザー協議会
ⅱ0120(213)414(10時〜18時、水曜休)滹03(3208)6255

目黒区在宅療養
シンポジウム

焈日時 11月23日(水・祝)13時半〜16時(受付13時〜) 焈場所 目黒区総合庁舎2階 大会議室 焈定員 100名程度 焈参加対象 目黒区民、医療・介護関係者 焈参加費 無料 焈内容 【シンポジウム】テーマ:「在宅療養を取り入れるにあたって〜準備しておくこと、考えておくこと」、内容:(第1部)基調講演〈講演者〉村上幹高氏(村上医院循環器科・内科院長、医師会理事、目黒区認知症サポート医)、体験談、家族介護者、(第2部)討論〈パネルディスカッション〉〈メンバー〉在宅療養推進協議会委員、第1部講演者、【イベント】健康・薬の相談コーナー、訪問歯科・訪問介護・福祉用具・訪問入浴展示等(予定) 焈問合せ先 目黒区健康福祉部 地域ケア推進課在宅療養係 ⅱ03(5722)8713


その他

同行援護従事者養成研修

焈申込締切 ①定員に達した時、②研修前日の16時まで 焈日時 一般課程:11月9日矴〜11日𥐮、応用課程:11月24日矻〜25日𥐮 焈場所 幹福祉会研修室 焈参加対象 一般課程:障害者(児)の福祉に理解と情熱を持つ通学可能な方、応用課程:①一般課程修了者、②所定の研修を修了した者 焈参加費一般課程:20,000円、応用課程:12,592円 焈申込方法 下記ホームページより申込書をダウンロードし郵送、又はFAXにて申込 焈申込・問合せ先 幹福祉会 〒190−0022 立川市錦町3−1−29サンハイム立川1階 ⅱ042(540)1230(9時〜17時) 滹042(540)2012
http://www.mikifukushikai.org/

第2回 国内研修事業

焈申込締切 11月30日矴必着焈日時 平成29年2月24日𥐮〜2月25日砅 焈場所 岡山県岡山市内の施設(予定)※宿泊も同会場 焈定員 20名程度 焈参加対象 民間社会福祉法人・NPO法人において、障害児・者の処遇等に従事している、原則実務経験3年以上で上限年齢は40歳程度の方 焈参加費 無料(受講料及び交通費の実費・宿泊費・研修教材等は基金負担※前泊が必要な方は要相談) 焈内容 障害理解、権利擁護などを学び、現場での支援力向上を目指すと共に、リーダー養成にもつなげる研修 焈申込方法下記ホームページより申込書をダウンロードし、必要書類を添付の上、郵送にて申込 焈申込・問合せ先 清水基金国内研修係〒103−0027 中央区日本橋3−12−2朝日ビル内
ⅱ03(3273)3503
http://www1a.biglobe.ne.jp/s-kikin/

 

 

【くらし】

ありのままの身体や
表現は
美しく不思議

路上生活を経験した”おじさん“たちと
踊るダンサー兼振付師の
アオキ裕キさんにお話を伺いました。

私はストリートダンスが好きで、マイケル・ジャクソンに憧れて高校卒業後に兵庫県から上京しました。有名テーマパークのダンサーや、タレントのバックダンサーを経て、平成13年に本場にてダンスを学ぶ為にニューヨークへ渡ったとき、「9・11」のテロがありました。人々が悲しみに暮れる中、今まで自分自身が人の力になれていないことを強く実感しました。「もっと世の中にエネルギーを伝えたい!」という思いとともに、「自分のダンスは何なのか」、自分の内面をもっと見つめたいと思うようになりました。
●新宿駅前の衝撃の景色
平成17年のある日の新宿駅前—。ストリートミュージシャンの横で平然とおしりを半分出したまま寝ている路上生活のおじさんがいて、その姿には目もくれずに人が集まり音楽を聴いている、その景色に衝撃を受けました。そして「このおじさんたちが人前に立って踊ったら、どんなものが生まれるのだろう」と興味を持ったことが新人Hソケリッサ!(以下、ソケリッサ)のはじまりです。
それから半年間、私は路上生活をしている方をスカウトして回り、断られ続けている中、知人にビッグイシューを紹介してもらい協力を得て、冊子の販売員が集まるサロンなどに出向き、「踊るから、見に来てほしい」と30人以上に声をかけました。私は、「あなたたちの自由な姿を見たい」と伝えたくて、今までやってきたような形式にとらわれたダンスではなく、あるがままに自由に踊りました。その結果、来てくれた6人全員が「やる」と言ってくれたのです。
●ありのままの豊かな人間の姿
ソケリッサの稽古は金曜と日曜の週2回、18時から21時です。安く借りられる廃校が稽古場です。場所代と稽古後に食べるおにぎり代はビッグイシューが協力してくれています。
現在のメンバーは私の他に5名の方がいます。平均年齢は約60歳。生活保護を受けながらアパートで暮らしている方もいますし、路上生活を続けている方もいます。毎回稽古に来る方もいれば、ビッグイシューが売れなかった日は気落ちして踊る気分になれないという方もいます。
私が惹かれたのは、おじさんたちの持つ感覚であり、生きているそのままの姿。暗闇の怖さ、朝日の眩しさ、お腹がすいた…どうしようといった、生命体としての根本的な感覚に意識が向いている身体。その身体感覚を動きに活かせるよう、メンバー個々に合わせ”言葉“を駆使して振付けをしています。例えば、「月の上を歩いて」、「太陽を飲んで」、「爪の先に虫が止まって…」などの言葉を渡し、その言葉から自分でイメージをふくらませ形を生み出していきます。その動きには「生きる」経験や記憶が自然と表に現れたものとなり、それは私が創造した動きよりもはるかに形式にとらわれない豊かなものです。
●おじさんたちの身体は芸術
平成19年に自主公演をはじめてから、福祉関連のイベント、ダンスイベント、美術館での公演、ミュージシャンの全国ツアーへの同行、福祉とアートをつなぐ各国団体との情報交換会など、場所や枠組みを越えた活動機会も増え、徐々にソケリッサで見えるおじさんたちの身体性が芸術として認められてきています。お客さんから拍手をもらった時、おじさんたちはとても輝いています。普段感じにくい社会とのつながりを感じる瞬間であるかも知れません。
今後もいろいろな場所に行き、いろいろな人と出会い、そこから何が生まれるのか楽しみです。


新人H
ソケリッサ!

アオキさんと路上生活経験者の方で結成され、「生きる肉体表現」ともいわれるパフォーマンスが人気を呼んでいる。「ソケリッサ!」という言葉は「それ行け!」や「前に進む」という意味を持つ造語。Hには「Homeless」、「Human」、「Hope」の意味を込めています。

写真:高松英昭

 

 

【本】

NEW  改正社会福祉法対応
のための規程集


●社会福祉法が改正され、平成29年4月1日からは全ての社会福祉法人で評議員会が必置の議決機関となりました。この冊子は、法改正の内容と新たな評議員選任方法、権限、評議員会の運営など、評議員及び評議員会の設置・運営を中心に掲載しています。
◆規格  A4判/125頁 ◆発売日 2016.09.29
◆定価  1,296円 (税込み)

 

NEW  母子福祉部会紀要№9
(平成27年度)

●東京都内の母子生活支援施設34施設の現状把握のための「平成27年度東京の母子生活支援施設実態調査」合併号。施設状況や利用者状況の他、利用者へのサービスとして、入所中連携頻度の高い関係機関や親子関係への介入、退所世帯へのアフターケア状況、緊急一時保護事業について把握し、支援機能の充実につなげています。
◆規格  A4判/133頁 ◆発売日 2016.10.3
◆定価  1,944円 (税込み)


NEW  地域福祉権利擁護事業とは…
〔改訂第3版〕

●事業の概要や仕組み、利用事例、実績、関係機関を紹介しています。また、高齢者、障害者の支援に関わる関係者にとって理解しておきたいポイントを9つの事例をもとにコンパクトにまとめました。
◆規格  A4判/32頁 ◆発売日 2016.09.20
◆定価  432円 (税込み)

月刊「福祉広報」

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