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各地域の取組み

地域特性を活かした地域連携公益事業の取組み~おおたスマイルプロジェクト~

おおたスマイルプロジェクト(大田区)

大田区社会福祉協議会より、大田区内の社会福祉法人が中心となって取組んでいる「おおたスマイルプロジェクト」の活動について、ご寄稿いただきました。一法人では解決が難しい地域の課題について、複数の法人、または地域の方々と協力し合うことで、課題解決につなげていくことをめざして活動しています。

平成27年12月11日掲載

寄稿 社会福祉法人 大田区社会福祉協議会

地域の福祉的課題に連携して取組む「おおたスマイルプロジェクト」がスタート

大田区内の社会福祉法人が中心となって、それぞれの法人が有する資源を活用し、地域の福祉的課題に連携して取組むしくみである「おおたスマイルプロジェクト」がスタートしました。一法人では解決が難しい地域の課題について、複数の法人、または地域の方々と協力し合うことで、課題解決につなげていくことをめざしてしています。平成27年1月頃から検討を開始し、6月~7月頃に具体的なイメージが出来上がってきました。課題に応じて、いくつかの法人が集まってチームを作って対応していく構想で、複数のチームが作られることを想定しています。

最初の取組みとして、社会福祉法人大洋社、社会福祉法人池上長寿園、社会福祉法人大田幸陽会、社会福祉法人大田区社会福祉協議会の4法人で、「子どもの貧困がもたらす課題や異世代交流」をテーマにプロジェクトチームを編成しました。

ひとり親家庭の子どもたちに体験型の学習支援の場を

このプロジェクトのスタートは、大田区内で2か所の母子生活支援施設を運営する大洋社から「ひとり親家庭の子どもたちの中には、経済的な理由により、学習の機会や社会的経験が少ない子、親の就労等により、一人で過ごす時間が多く、他者との交流が少ない子がいる。このような子どもたちは、その後の成長段階において、進学や就職が困難になることがあり、自立して生活を営むことが難しい状況になってしまう」との問題提起がきっかけでした。大洋社としては、「生きる力を身に付けられるような体験型の学習支援を行いたい」との考えがありましたが、母子生活支援施設の保安上や設備等の課題により、開催場所や広報活動、活動資金などについて悩みを抱えていました。

そこで場所については、池上長寿園と大田幸陽会が、それぞれの法人が有する集会室等を学習支援の会場として提供することになりました。広報については、対象エリアの自治会や町会・民生委員児童委員協議会・小学校・中学校にチラシ等の配付についてご協力いただきました。大田区社協は、事務局として関係機関・団体との連絡調整や資金面を担当し、寄付金などをもとに、活動で使用するパソコンや教材の経費、毎回の活動の食材費などを負担することになりました。

それぞれの法人が、自分たちの可能な範囲で持てる資源を出し合い、また、地域の方にも広報活動を通じて、地域の課題を知っていただくことができました。こうした協力関係を築くことができたことにより、各会場ともに参加者が定員10名に達し、平成27年10月に体験型の学習支援事業である「れいんぼう」をスタートすることができました。


活動場所となっている池上長寿園(高齢者施設)の会議室

「生きる力を身に付ける」「れいんぼう」の活動

「れいんぼう」の活動は、「生きる力を身に付ける」ことを目標に「学ぶ」「食べる」「動く」「体験する」という4つのプログラムから構成されています。

1つ目の「学ぶ」については、将来、自立して生活するために必要な「就労」につなげることを目的としています。就職する際に履歴書に記入する学歴や資格が増えることで、就労につながりやすくなります。英検・漢検・パソコン検定の資格取得を通じて、勉強に対する学ぶ姿勢や学ぶ楽しさを得られるようなプログラムです。2つ目の「食べる」については、子どもたちの中には、一人で食事をすることが多い子や朝食を食べていない子がいます。生きていくための基本となる「食べる」ということについて、食事づくりや人と一緒に食べることの楽しさを体験します。

3つ目の「動く」については、運動を通じて健康の大切さを学び、園芸活動を通じて、命の大切さを体感することを目的としています。4つ目の「体験する」については、社会的接点や経験が少ない子どもについて、なかなか将来の夢が持てない子が多いという課題がありました。それに対し、近隣の大学見学や職場体験を通じて、さまざまな人との交流を図りながら、子どもたちが自分の将来について、夢や目的を持って生活ができることをめざします。

これらのプログラムについて、月2回の課題別学習会・調理体験と月1回の体を動かす活動または体験プログラムを実施しています。


子どもたちと一緒におにぎりとスープを作りました

これからのおおたスマイルプロジェクト

大田区では、区内に法人本部を有する社会福祉法人同士が関係を深め、連携して地域の課題に向き合うための場として、27年7月に「大田区社会福祉法人協議会」を設立しました。10月に開催された第1回大田区社会福祉法人協議会の席上において、おおたスマイルプロジェクトの最初の取組みである「れいんぼう」について、紹介しました。

今後、大田区内において、こうした取組み事例を積極的に紹介していき、あらゆる機関が地域課題の解決に向けて、協力して取組めるようなしくみづくりを進めていてきたいと考えています。


「区内社会福祉法人による地域公益活動を考えるつどい」を開催


第1回大田区社会福祉法人協議会にて「れいんぼう」の活動を紹介

 

おおたスマイルプロジェクト

大田区内の社会福祉法人が中心となり、それぞれの法人が有する資源を活用し、地域の福祉的課題に連携して取組むしくみ。一法人では解決が難しい地域の課題について、複数の法人、または地域の方々と協力し合うことで、課題解決につなげていくことをめざしてしている。

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