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広域の取組み

第1回「はたらくサポートとうきょう事業説明会」を開催しました

東京都社会福祉協議会 福祉部 経営支援担当

説明会の様子

東京都地域公益活動推進協議会の設立に先立ち、広域連携事業の説明会を開催しました。

平成28年8月24日掲載

東京都地域公益活動推進協議会の設立に先立ち、広域連携事業の説明会を開催

 9月21日(水)に設立を予定している東京都地域公益活動推進協議会(以下、推進協議会)は、(1)各法人の取組み、(2)地域(区市町村域)の連携による取組み、(3)広域(東京都全域)の連携による取組みの三層の取組みにより、地域公益活動を実施していく予定です。推進協議会の設立に先立ち、広域(東京都全域)の連携による取組みとして実施する「はたらくサポートとうきょう(中間的就労推進事業)」の内容をご理解いただくため、説明会を開催しました。

特別養護老人ホーム、保育園、障害分野の各事業所、社会福祉協議会、法人本部等、様々なご所属から81名の方の参加があり、会場は満員となる状況でした。法人によっては、複数の職員のご参加もあり、理事、施設長、事務長、係長等、様々な立場の方から関心を持っていただきました。

説明会会場

81名のご参加をいただき、会場はほぼ満員でした

社会福祉法人に地域公益活動が求められる背景、「はたらくサポートとうきょう」の内容等を説明

 はじめに、地域公益活動が求められる背景と東京都地域公益活動推進協議会の取組みについて、広域連携事業推進プロジェクト委員長である、社会福祉法人大三島育徳会 常務理事 田中雅英さんより説明がありました。主な内容は、改正社会福祉法に基づき、社会福祉法人(以下法人)が責務として実施する必要がある「地域における公益的な取組」と社会福祉充実残額がある法人が社会福祉充実計画に基づき実施する「地域公益事業」の違いや、法改正につながった背景、今後、法人が積極的に取り組まなければならない理由などです。特に、これまでも社会福祉法人は地域でさまざまな取組みを行ってきたにもかかわらず、その取組みや存在が適正に評価されていないことへの対策として、取り組みを可視化すること、加えて、社会福祉法人が「連携」して取り組むことが必要であると指摘されました。

続いて、東社協事務局から、「はたらくサポートとうきょう」の事業内容を説明しました。「はたらくサポートとうきょう」は、はたらきたいけれどはたらきにくいすべての人に対して、その人に合わせたはたらき方を考え、はたらく場を提供し、支え、共にはたらくことをめざして、取り組みます。社会福祉法人の事業所は、「はたらく場」を提供し、相談支援機関と連携のもと、「はたらく人」を支援するもので、社会福祉法人をバックアップするため、研修会や連絡会、また、マッチングのための情報提供等を予定しています。生活困窮者自立支援制度に基づく認定就労訓練事業の概要を説明した上で、「はたらくサポートとうきょう」との関係について伝えました。「はたらくサポートとうきょう」は、生活困窮者以外にも対象者を拡げると共に、就労形態に「短期体験型」を加えて、できるだけ多くの法人に取組み始めていただこうとしくみが作られています。労働という意味のほか、社会参加、定期的に通うこと、居場所があることなど、広い意味で「はたらく」ことを捉え、人を支援することを専門とする社会福祉法人だからこそできる方法で支えていこうと訴えました。

説明会

広域連携事業推進プロジェクト委員長 社会福祉法人大三島育徳会
常務理事 田中雅英さんによる説明

都内で先駆的に中間的就労の受入れに取組む社会福祉法人フロンティアの事例発表

 都内で生活困窮者自立支援制度の就労訓練事業所として認定を受けて、中間的就労の受入れを行っている法人として、社会福祉法人フロンティアの藤井薫さん、相澤和彦さんから事例発表がありました。また、質疑応答には漆原美智子さんにご対応いただきました。フロンティアでは、法人内の様々な部署の職員からなる事業開発検討委員会を設けて、地域公益活動に取組んでいます。平成25年度から検討を始め、月1回の検討を重ねながら、「プチお仕事支援~中間的就労の受入れ~」を企画し、試行錯誤で取り組んできたと言います。法人内で検討してきた経緯とともに、東京都や事業所がある豊島区の担当者との連携のもとで進めてきた経緯を報告しました。特に相談支援機関との連携の重要性や、法人内で理解者を増やしていくことの大切さを強調しました。また、現在、法人内の事業所で窓ふきや浴室の清掃、余暇活動の支援の補助等により中間的就労の受入れに取組む状況などが伝えられました。

説明会の様子

事例発表する社会福祉法人フロンティア
事業開発検討委員会の藤井薫さん(右)と相澤和彦さん(左)

会場から多くの質問をいただき理解を深めました

 3つの説明の後、20分程度の時間一杯を使い、質疑応答が進められました。例えば、最低賃金以下の手当の金額、業務の切り出しの状況、就労支援担当者の関わり方と業務量、中間的就労を必要としている人の状況、法人としての参加の仕方など、様々な角度から質問をいただきました。参加者アンケートによると、説明会に参加した多くの方に説明内容をご理解いただくことができたようです。

説明会の様子

会場からの多くの質問に対応する
社会福祉法人フロンティアの漆原美智子さん

次回9月7日(水)の第2回説明会は定員を120名に増員して受付中

 今回企画している「はたらくサポートとうきょう事業説明会」は、同じ内容で3回実施します。次回は、9月7日(水)午前10時から12時の予定です。8月24日(水)を申込み締切日とご案内しておりますが、すでに定員人数のお申し込みをいただいていることから、会場を広げ、定員を120人に増員し、締切日以降も受付をいたします。多くの方のお申し込みをお待ちしております。

第2回 はたらくサポートとうきょう事業説明会

〔日時〕 平成28年9月7日(水)午前10時~12時

〔会場〕 飯田橋セントラルプラザ12階 BCD会議室

*はたらくサポートとうきょう事業説明会のご案内

http://www.tcsw.tvac.or.jp/kokenshien/koiki/hatarakusetsumeikai.html

 

お問合せ先

部署名:福祉部 経営支援担当
電話番号:03-3268-7192
E-mail:koueki@tcsw.tvac.or.jp

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