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【コラム】このヒトに会いたい

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サエプディン・サリプディン

介護福祉士

サエプディン・サリプディンさん

次は、看護師の国家試験に挑戦したい
EPAでインドネシアから、3年半前に来日し、この春、介護福祉士の国家試験に合格。4月から特別養護老人ホーム「江古田の森」で働き始めたサエプディン・サリプディンさん(28歳)にお話をうかがいました。

福祉広報 2012年6月号 くらし今ひと

 

チャンスに挑戦

来日前は、インドネシア・西ジャワ島のスカブミで看護師をしていました。看護学校を卒業し、看護師として半年の経験を積んだある日、友だちの結婚パーティーに参加したところ、日本で看護師と介護福祉士の募集をしているという話を聞きました。私は、運がよかったのだと思います。インドネシアでは、高給与の海外で働きたいと希望する人が多く、私もイスラムの国サウジアラビアで看護師として働きたいと思っていました。運良く、耳にしたこのチャンスに挑戦してみようと思い、応募したのがきっかけです。

看護師候補者の応募条件は看護師経験2年以上だったので、私は介護福祉士候補者の枠で来日しました。インドネシアにいる両親も兄弟も、そして妻も、寂しい思いはしていますが、賛成して送り出してくれました。来日後は、大阪の研修センターで半年間日本語教育を受け、その後、板橋ナーシングホームで介護業務と国家試験対策の勉強の両立を3年間行いました。

人と環境に恵まれて

日本語の勉強も試験勉強も途中で諦めそうになりましたが、やっていくうちに自信がでてきたことと、教えてくださる先生、サポートしてくれる職員のおかげで、途中であきらめることなく勉強を続けることができました。感謝しています。一緒に来日した仲間の約半数は、家族、勉強、環境などのそれぞれの事情で帰国してしまいました。働いている施設の環境もさまざまで、私は恵まれていたと思います。国家試験合格後は、働く施設を選ぶことができました。「江古田の森」で働くことにした理由は、第一に看護師国家試験のサポートが整っていることでした。インドネシアで、看護師経験もあるので、ぜひ次は、日本の看護師国家試験に挑みたいです。

記録をつけるのがまだまだだけど

日常業務では、インドネシアでの看護師経験、板橋での介護スタッフ経験もあり、働くことに対しては慣れました。しかし、業務は忙しく、特に記録をつけるのがまだまだです。パソコン入力なので、漢字変換はパソコンに頼っていますが、それでも分からないときは先輩に聞いています。江古田の森では、月に1回の職員ミーティングがあります。普段も意見があるときは、言うことができています。年が近いスタッフも多いので、楽しくおしゃべりもしています。

仕事以外での楽しみと言ったら、妻とSkype(インターネット無料電話)で話すことです。試験勉強をしていた当時は、時間があまり取れず話す時間も限られていましたが、今では毎日話しています。来月、日本に遊びに来る予定なので、とても待ち遠しいです。

日本に来た当時は、介護施設での仕事が大変そうで、「私たちにできるのか?」と仲間同士で言っていました。インドネシアでは、家族が多く祖父母が年老いても、家族がケアをするのが通常です。来日後、日本の状況を見て、日本では、共働きの家族も多くお年寄りが家で1人になる場合は、老人ホームのような安心して生活できる場があるのは、良いことだと思えるようになりました。インドネシアで働いていた当時と比べると、日本の職場はしっかりしたマニュアルがあり、インドネシアよりも厳しいと感じることもあります。日本でも職場の人たちと仲良くできていますが、インドネシア特有のフレンドリーな職場環境も好きです。

いつになるか分かりませんが、妻にも日本に来てもらい、私は看護師として働きたいです。将来はインドネシアに戻る予定です。最近、先輩の付き添い指導を終え、一人で業務をこなしています。責任も増え、大変ですが、毎日楽しく過ごしています。

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