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東京都地域公益活動推進協議会

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地域のニーズを踏まえた、さらなる発展に向けて

文京区地域公益活動ネットワーク


「夢の本箱プロジェクト」を通じて見えてきたニーズや課題を踏まえながら、新たな取り組みについて今後の取り組みの検討を行いました。

令和6年4月5日掲載

「文京区地域公益活動ネットワーク」について

 平成28年8月に、区内にある23以上の社会福祉法人が互いに連携・協働を図るためのネットワークとして、文京区地域公益活動ネットワークが立ち上がりました。令和5年度は①「夢の本箱プロジェクト」の支援強化 ②法人連携によるプロジェクトの検討 ③法人ネットワークの取り組み共有と発信の3つに主に取り組んできました。

「夢の本箱プロジェクト」の支援強化

 「夢の本箱プロジェクト」は平成30年度よりスタートし、組織や分野の垣根を越えてネットワーク加盟法人全体で取り組む活動です。区内の社会福祉法人にボックスを設置し、ご寄付いただいた本をもとに、学校給食がなくなる長期休み期間中の子どもたちの「食」や「居場所」を提供する地域の団体やご家庭の支援に活用しています。令和2年からは新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、施設内の立ち入りが困難となる法人もあったことから、ネットからの受付もできるように寄付方法を広げました。子どもたちへ居場所や食を支援するために、区内の地域活動団体や飲食店と連携して活動をおこなっています。令和5年度は寄付強化期間を設定し、取り組みを積極的に発信することや、イベントでの周知を行いました。

                            「夢の本箱プロジェクト」の支援の仕組み

法人連携によるプロジェクトの検討

 文京区地域公益活動ネットワークが立ち上がってから7年が経過し、「夢の本箱プロジェクト」は6年間取り組みを継続してきました。プロジェクトを通して、地域の新たなニーズが見え、それらに対応するための議論を進めました。議論をする過程で、ネットワークだからこそ取り組むことの意味や目的などについても意見があがりました。

 文京区地域公益活動ネットワークのロゴのテーマは地域とともにネットワークも互いに育っていくことを表現しています。“文の京”と“夢の本箱プロジェクト”から本のイメージを、地域に根差し、発展していく様子を木で表現しています。地域の多様性を色で表し、連携・協働する中で互いに育ちあっていく様子をイメージしています。こうした思いを共有し合いながら法人連携によるプロジェクトの検討を進めています。

      文京区地域公益ネットワークのロゴ

法人ネットワークの取り組み共有と発信

 地域公益ネットワークの存在そのものの周知や活動報告の場として、ホームページの整備を進めてきました。具体的にはホームページに掲載するトップ画面のイラストや地域公益ネットワークのキャッチコピーのアイディア出しワークを部会内で実施しました。今後、ネットワークとしての取り組みや各法人の行う取り組みの見える化をし、よりネットワークの取り組みを知ってもらえるようなホームページにしていく準備を進めていきます。

 

             キャッチコピーアイディア出しワークの様子