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男性が育児休業等を希望どおり取得した・取得しなかった理由はいずれも「職場の雰囲気」が最多

  • 福祉の調査
  • (情報掲載日:2020年3月8日)

都生活文化局は、未就学の子をもつ夫婦等の家事・育児分担に関する実態や、男性の家事・育児参画についての意識等を調査し、今後の施策の参考とすることを目的として、令和元年8月に実施した「男性の家事・育児参画状況実態調査」の結果を12月に公表しました。


都内在住の18歳以上70歳未満の男女5,000名を抽出し調査が行われました。そのうち、未就学児をもち、かつ配偶者と同居している男性1,000名に、一番最近生まれた子どもについての育児休業等(法定の育児休業制度にくわえて、個人事業主や経営者等が育児のために自主的に仕事を休む場合も含む)の取得状況を聞いたところ、1日以上の育児休業等を取得したと回答した人の割合は31.8%でした。取得した日数については「1日~5日未満」が55.0%で最も割合が高く、次に「5日~2週間未満」が19.5%、「1か月~3か月未満」は9.7%、「2週間~1か月未満」が6.9%と続きます。


また、「希望通り(または希望以上)取得できた」と回答した人が16.2%だったのに対し、「取得しなかった(または希望よりも取得した期間が短い)」は79.1%でした。


希望通り(または希望以上)に取得できた理由は、「職場が取得しやすい雰囲気だったから」が69.1%、次いで「育児休業がキャリアに悪影響をおよぼさないと思ったから」が17.9%、「収入減による影響がなかったから(または少なかったから)」が14.8%、「同じ仕事や職場に復職できることになっていたから」が9.3%となっています。


取得しなかった(または希望よりも取得した期間が短い)と回答した人にも理由を聞いたところ、「職場が取得できる雰囲気ではなかったから」が最も多く43.4%、次いで「職場に代替要員がいなかったから」が36.8%、「育休取得中の収入減が家計に影響するから」が26.4%、「昇進・昇格・評価に影響すると思ったから」が12.9%の順となっています。


いずれも“職場の雰囲気”を理由にあげる回答が最多であり、男性の育児休業等取得には職場環境が大きく影響していることが伺えます。


「ワーク・ライフ・バランス」や「多様な働き方」の推進が盛んにいわれている中、法律や制度等の枠組みだけではなく、仕事と育児の両立支援など、誰もが働きやすい職場環境づくりが求められます。
 

 

 

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