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ヘルプマークの認知度向上も、合理的配慮の提供については「知らない」が7割超

  • 福祉の話題
  • (情報掲載日:2020年11月9日)

detadeta202009

ヘルプマークは、外見から分かりにくい援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方にそのことを伝えることを目的としたマークです。平成24年に東京都で取組みが始まり、全国に広がっています。東京都は、このヘルプマークの認知度等についての調査を定期的に行っています。今回は、令和元年度第5回インターネット都政モニターアンケート「東京都障害者差別解消条例等について」(令和元年11月6日〜11月12日実施、500人対象、回答率:96.0%)からご紹介します。

まずは認知度の変化です。平成26年度第32回インターネット福祉保健モニターアンケート「障害及び障害のある方への理解についての調査」(平成26年10月22日〜11月4日実施、301人対象、回答率75.4%)での「ヘルプマークを知っているか」という設問に対しての回答は「意味も含めて知っている」(33.5%)、「見たことはあるが、詳しい意味は知らない」(18.9%)、「知らない」(47.6%)でした。それに対し、令和元年度の調査結果では「意味も含めて知っている」(59.0%)、「見たことはあるが、詳しい意味は知らない」(24.2%)、「知らない」(16.9%)となり、認知度は向上していることが分かります。(図1)

しかしながら、令和元年の調査において「障害及び障害のある方への理解促進」について自由回答にて尋ねたところ「何をどう手助けして良いのかがわからない」、「身近にそのような方がいないと、なかなか実情が分かりにくく、情報も入ってきづらい」といった回答もありました。また同調査では「“合理的配慮の提供”という考え方を知っているか」ということについても尋ねています。平成30年10月施行の東京都障害者差別解消条例に規定された、“合理的配慮の提供の認知度”としては、「知らない」(73.8%)は7割を超え、「名前も内容も知っている」(11.3%)、「名前のみ知っている」(15.0%)は2割以下に留まっています。(図2)

ヘルプマークを「知っているだけ」で終わらせず、それをきっかけに援助や配慮についても一人ひとりが考える機会が増えることが期待されます。

 

             detadeta202009


(図1) 平成26年度第32回インターネット福祉保健モニターアンケート「障害及び障害のある方への理解についての調査」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/soumu/moni/mon_anq32/presssoumu141127.htmこのリンクは別ウィンドウで開きます
令和元年度第5回インターネット都政モニターアンケート「東京都障害者差別解消条例等について」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/01/23/01.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます
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(図2) 令和元年度第5回インターネット都政モニターアンケート「東京都障害者差別解消条例等について」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/01/23/01.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます
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