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東京都社会福祉協議会

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法人が目指す理念に向かった職員の能力向上

法人の情報・改善テーマ

施設の外観

法人情報
  • 設立:昭和44年12月
  • 事業内容:区内に保育園を2園経営
  • 定員:A園60名 B園98名
  • 所在地:区部
  • 職員:正規職員A園18人 B園29人
  • 非常勤職員:A園10人 B園11人
  • 予算:約47万円
改善のテーマ(視点)
  • 保育士他従業員個々人が、専門的な知識・技術を主体的に習得することや、業務処理能力を一層向上させるための取組みを応援する仕組みを作ること。
  • 法人が目指す「21世紀を担う子どもたちを地域と家庭と園で育む」をどのように実現するか、そのために個々人が何をすべきかを自ら考え、ここで働く意義を見出すこと。
  • 当法人の魅力を増し、それを伝える工夫を凝らした採用活動を実現すること。

取組のきっかけ

  • 職員の定着や業務改善を図るため、職員アンケートを実施した。
  • その結果、連絡帳の作成や保護者対応、虐待が疑われる児童への対応など業務が多く、そのことを処理する時間、検討する会議などに時間がかかっており、職員の負担となっていることが見えてきた。
  • 中小企業診断士の方に依頼し、アンケートを基に業務の内容や経営面を見ていただいた。

取組1

  • 保育士、その他の職員個々人が、専門的な知識・技術を主体的に習得することや、業務処理能力を一層向上させるための取組みを応援する仕組みを作ること。
成果
  • 上記の点については、平成28年度に「タイムマネジメント・効率的な会議運営」についての研修会を開催するとともに、「効率的会議について」のグループ討議を行った。
  • その効果として、報告事項は事前に連絡し、討議に時間を取るなどの会議の効率化や議事録作成の簡略化が成果として現れた。このことは、平成29年度の第3者評価事業の中でも、職員からの評価として挙げられている。
  • また、外部研修への参加を促し、研修参加者が、法人や施設の中での自分の立場などを意識して研修に参加するように促している。

取組2

  • 法人が目指す「21世紀を担う子どもたちを地域と家庭と園で育む」をどのように実現するか、そのために職員個々人が何をすべきかを自ら考え、ここで働く意義を見出すこと。
成果
  • 職場の中での、自分の存在意義、グループの存在意義を考え、個々の職員の能力を高めあって、子どもたちを育てていくことをグループで検討し、自分たちの仕事の意義を確認する研修を実施した。
  • また、自分たちの法人の強みを考え、グループで求人のためのチラシを作成し、法人のHPに掲載した。

 

取組3

  • 当法人の魅力を増し、それを伝える工夫を凝らした採用活動を実現すること。
成果
  • 実践2で作成した求人のチラシを法人のHPに掲載した。

作成したチラシ1    作成したチラシ2

まとめ
  • 今回の取組みを通して、職員の業務の負担や課題が把握でき、解決するためのスキルを向上させるため、外部研修、内部研修を実施した。
  • 園の課題、保護者との問題を検討するために効率的な打合せを開催した。
  • 園の課題、保護者の問題などを職員一人ひとりの能力や外部の専門機関とのつながりを生かした解決する仕組みを検討した。
  • 3つの実践をとおして、法人としての保育の目標(次の1~3)について、職員間で理解が深まり、職員一人ひとりの能力を生かして、職員全体で法人の課題、個々の保育園の課題や保護者との問題などを解決していく仕組みができた。
  1. 心身共に健やかな子ども
  2. 友達との関わりのなかで、意欲的に取り組める子ども
  3. 命を大切にする思いやりのある子ども
改善を行った感想
  • 第3者である、中小企業診断士の方に法人の状況を診断していただき、法人の課題や職員の課題が把握できた。
  • このことから、課題の解決に向けてのどのように取組むのか検討し、動き出すことができた。
今後の課題
  • 今後に向けては、職員のスキルアップ、職員の定着率の向上などを目指し、保育の質の向上につながり、法人としての保育の目標につなげていくことが課題。
  • また、法人としては2園を経営しているが、この2園の特色を活かした保育の質、職員の能力を高め、それぞれの職員の定着率の向上を図っていくことが課題。

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