荒川区社会福祉法人連絡会の取り組み①「パントリー事業」
荒川区社会福祉法人連絡会
荒川区社会福祉法人連絡会では、フードバンク「セカンドハーベストジャパン」から食材の提供を頂き、地域との関わりが薄い世帯の皆様へ食品等を、参加法人事業所を拠点施設、担当施設として配付。身近な相談の窓口としての関係づくりを目指しています。
令和5年3月20日掲載
荒川区社会福祉法人連絡会は、令和2年7月に立ち上げ、参加法人:26、事業所数:58で構成されています。各法人が相互に情報交換を行い、地域のニーズや課題を受け止め、社会福祉法人等の連携・協働により社会貢献事業等に取り組むことで、荒川区民の福祉向上を図ることを目的として活動しています。
主な取組としては、「リサイクル事業」「フードパントリー事業」があります。「フードパントリー」は、23法人/45事業所が参加。令和2年11月から実施し、当初は2ヶ月に1回奇数月に実施していましたが、令和3年5月からは、毎月実施に変更しました。これは、協力いただいている法人から、2ヶ月に1回では、利用者との関係作りが難しいと声があがったためです。
<フードパントリー利用申込>
<フードパントリー事業の実績>
※対応事業所は利用者が食料を受け取りに行く施設。
※受け渡しの際に、利用者の方とコミュニケーションを取り、困りごとがあった際は、紹介を受けた機関へ報告を行い情報共有をする。
【紹介機関】障がい者福祉課、子育て支援課、保育課、こども家庭総合センター、地域包括支援センター、高齢者み まもりステーション、社会福祉協議会など
【今後の課題】
上記一覧表に記載の通り昨年よりも利用世帯・人数は増加。今後も増加が見込まれるが、フードバンクへの食材受取り、申込世帯への仕分け作業、拠点事業所への配送作業を考えると、申し込みがあったものをすべて受け付けられるか不安があります。仕分け作業に関しては、年度の後半より、毎月2~3法人から職員が手伝いに来てくれるようになり、作業スピードが増しました。今後は、作業スペースの確保や拠点施設への配送なども、参加法人と協力する仕組み作りが必要です。