「きよせの社福」をもっと身近に
清瀬市社会福祉法人 社会貢献事業協議会
社会福祉法人ならでは強みを生かし、1.相談支援の仕組みづくり、2.さまざまな場づくり、3.福祉教育・人材育成、4.広報・情報発信の4つの柱で取り組んでいます。もっと身近に感じていただきたい、とQRコードつきのチラシやのぼり作成に取組みました。
令和2年6月29日掲載
【もっと身近な存在を目指して】
地域には、相談する窓口が分からない、相談する力が低下しているなどの課題があり、深刻な生活課題を抱えていてもまだ表面化していないニーズがあります。そういったニーズに対して、身近なところで気軽に何でも相談できる「ひとまず相談窓口」を開設したり、地域活動や福祉教育を応援する「資源帳」を作成していますが、まだまだ活用は少ない状況です。地域には、相談機関につながっていないお困りごとや、今ある制度では対応ができないお困りごとがまだあるはずです。そして、社会福祉法人が力になれることもいろいろあるはず。「近くのパワー」になるために1年間検討を重ねてきました。
【わかりやすい窓口を追求して】
「漢字が苦手な人はアクセスしづらいのでは」「ひとまず相談窓口の看板は玄関まで来ないとわからない」「QRコードがあると窓口につながりやすいのでは」など、市民に分かりやすい窓口となるアイデアを出し合い、のぼりの作成とQRコードつきのチラシの作成を行いました。どちらにもふりがなをつけ、漢字が苦手な方にもわかりやすい工夫をしています。
【社会福祉法人がともに学びあう】
一つの相談ケースの解決に、複数の社会福祉法人が一緒に取組むことで、普段接することのないニーズに気づかされることもありました。また、法人の管理者から現場の職員がともに学ぶ研修の企画・実施を通じて、社会福祉法人に求められる役割を再確認し、お互いの強みを出し合い、協力することで取組みが広がることを共有しました。
地域の中でさまざまな生きづらさを理解しあい、共に生活していくための地域づくりのために、「きよせの社福」は取組みを続けています。