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きよせの社福(社会福祉法人)が「働きたい」を応援する『はたらく相談会』開催!

清瀬市社会福祉法人社会貢献事業協議会

「コロナ禍で仕事に影響」「就労経験がない」「就職活動が難航」など働きたいけど不安や心配事がある方や、「福祉の仕事への転職を考えている」「どこに相談したらよいかわからない」という方に、社会福祉法人が関係機関と協力して相談会を実施しました。

令和5年3月27日掲載

企画の経緯

 平成29年にきよせの社福がスタートし、「どこへ相談していいか分からない」という地域の方の相談を受けとめる「ひとまず相談」を開設しましたが、定着に課題を感じていました。

 しかし、社協の新型コロナウィルス感染症の影響により、減収や失業された方への生活福祉資金の特例貸付や 自立相談支援機関の住居確保給付金の申込増という毎日になりました。社協や自立相談支援機関は日々困っている方に接していました。他の社会福祉法人は、自施設の対応に追われる日々。予定していた会議自体中止になることもありましたが、「生活困窮者への支援」について何ができるかと令和2年から部会を作り賛同いただいた複数の法人で会議を重ねてきました。生活困窮者について理解するために社協貸付や自立相談支援機関の窓口の現状を学び話し合いを重ねました。

 そして「ひとまず相談」の機能と社会福祉法人のはたらく「場」を活かし、コロナ禍で生活困窮された方や就労等の経験が少ない方など就労に困難を抱える層も対象とした、就労と生活の総合的な相談機会を無料で提供し、生活安定の一助となることを目指す「はたらく相談会」を令和5年2月8日実施に至りました。

はたらく相談会 当日の様子

 当日は、協力いただける法人が協力して会場設営から運営、片付けまで無事に終えることができました。相談者は10名。20歳から78歳の方が相談に来られ、参加法人同士で協力しながら「ひとまず相談」を受けました。お困りごととしては、仕事や病気やローン等。ハローワークや福祉人材センター、自立相談支援機関の相談、福祉施設の求人、福祉施設の体験相談のブースにつながりました。就労を考える機会となりましたという支援者のお話やひきこもりの家族からの問い合わせもあり、相談者数以上の波及効果を感じています。

 イベント実施を通じて、分野を超えた交流と相互の関係性の強化となりました。また、相談者の方は一人一人ゆっくりお話しを受け止めることができ、会場に入る時の少し緊張した様子が、お帰りの際は柔らかい表情になってスタッフと談笑する様子もありました。

はたらく相談会 新年度に向けて

 初めての挑戦であり、参加法人もどれだけ集まるかと不安になる中、当日は相談者よりもたくさんの法人が参加しました。うれしいことですが、今後についてはスタッフ数の検討が必要と感じています。このイベントは今後も継続していきたいと多くの法人から前向きな意見が出ています。今回をベースにブラッシュアップしていき、地域の方に「きよせの社福」を周知していきたいと邁進しているところです。

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