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有事の際にも助けあえる関係づくりと地域に開かれたネットワークをめざして

清瀬市社会福祉法人社会貢献事業協議会(きよせの社福)

ネットワーク立上から7年目になります。「はたらく相談会」など生活にお困りの方の支援に取り組むとともに、初の取組として、市内社会福祉法人を対象とした災害勉強会の開催、生活支援コーディネーターとの連携に取り組みました。相互に助け合える関係づくりとともに、地域に開かれたネットワークへの展開を目指して取り組んでいます。

令和6年3月5日掲載

 

 「きよせの社福」は7年目を迎えています。これまでの事業の定着とともに、事業所間の連携強化に取り組みました。また、地域に開かれたネットワークとしての発展を目指し、関係機関との連携にも取り組んできました。

 

災害時に発揮される関係性とは

 ネットワークの強みを有事の際の相互協力に活かしていくことはできないだろうか、と令和3年度から「有事の際の相互協力体制づくり」をテーマの一つとして検討を続けてきました。ただ、仕組みがあっても"助けて"といえる関係性がないと使えない仕組みになってしまわないだろうか、と仕組み化の検討が立ち止まりました。

 どうしたら有事の際に「困っている」「助けて」と言い合えるだろうか。そもそも災害時の備えは十分だろうか・・・。

 今年度は、学びと交流の場となる「勉強会」に取り組むこととなりました。

 講師をお招きし、会場には3年未満の新人から21年以上のベテランまで43名の役職員が集まりました。「自身の危機意識が高まった」「想定できていなかった部分を知り、考えなおす機会になった」など、備えへの意識が変わるきっかけになったようです。また、多分野の職員が一堂に会し、顔見知りが広がるきっかけともなりました。

 

生活にお困りの方への力になる

 「はたらく相談会」は、「ひとまず相談」の機能と社会福祉法人のはたらく「場」を活かして、生活困窮された方や就労等の経験が少ない方なども対象とした相談会です。昨年から取り組み始め、今回で2回目。より多くの方に届いてほしい、と広報活動に力を入れて準備を進めました。

 当日は、清瀬市をはじめ、ハローワーク三鷹や東京都福祉人材センター、自立相談支援機関の協力を頂きました。参加者は26名。20代から80代まで、就労のことや生活のことなど幅広い相談がありました。求人相談コーナー、ふくし体験相談コーナー、相談コーナーの他、福祉の仕事の実際を紹介するコーナー、受付もすべてが福祉施設や専門機関で働く職員です。椅子が必要そうな方に声をかけたり、連れてきたお子さんと遊んだり、いろいろな場面で専門職としての力が光っていました。

 「相談員がとても優しく話しやすかった」「リアルで具体的な情報を得られた」「希望が持てた」など、参加者からも「良かった」との感想を多くいただきました。参加が次につながるきっかけとなったようです。スタッフからも「知ってもらう機会になった」「来年も取組みたい」と充実した声が聞かれています。

 地域に一歩出向いて、お話を受け止める場として、続けていきたい取り組みです。

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「はたらく相談会」の様子

 

地域に開かれたネットワークへ

 「きよせの社福」と地域の様々な機関が協力することで、できることが広がるはず。これまで培ってきたネットワークの力が、地域の力となることを目指して、取組みを続けていきます。

 

リンク

社会福祉法人社会貢献事業| 清瀬市社会福祉協議会 (kiyose-f.net)このリンクは別ウィンドウで開きます