全体研修 「若者や障害のある方等の就労支援を視野に入れた参加支援(職場体験・地域活動)に関する研修会
立川市社会福祉法人地域貢献活動推進ネットワーク (通称:ふくしネットたちかわ)
「引きこもりの若者や障害のある方の職場体験や職業体験」について、地域貢献活動の可能性があるのではと意見があり、アンケート調査による各法人の現状把握などを通して、継続可能な活動・方法を模索し、オンラインと会場のハイブリット開催という形で「若者や障害のある方等の就労支援を視野に入れた参加支援(職場体験・地域活動)に関する研修会」を開催しました。
令和3年3月29日掲載
研修内容
去る2021年2月4日(木)、コロナ禍に見舞われながらも、オンライン参加/会場参加のハイブリット開催という形で、2020年度全体研修を開催しました。市内11法人29名が参加し、社会福祉法人が行う「若者や障害のある方の参加支援(職場体験・地域活動)」の在り方について、その可能性を検討しました。
当日は、市内で若者や障害のある方への就労支援を行う2つの団体を講師に招き、次のような内容でご講演いただきました。
講師:認定特定非営利活動法人「育て上げネット」:井村良英氏より
- 引きこもりの若者の現状
- 「参加支援」の受け入れに向けた準備・流れ
- コロナ禍における「参加支援」の参考事例紹介
講師:立川市障害者就労支援センターはたらこ:白部貴子氏より
- 障害のある方への就労支援の概要・現状
- 就労支援事業所の基本的な考え方、役割、支援の流れ
- 職場体験・実習の意義
- 市内法人との実践例紹介
グループワークで挙がった意見(一部編集・抜粋)
ご講演の後、高齢、障害、保育・児童、それぞれの分野でグループに分かれ、各法人で始められそうな取組みのアイディア出しを行いました。各法人のコロナ禍の現状・課題、講演の感想のほか、下記のような今後の取組みに関する意見交換がされました。
- 職員の周辺業務の切り出しを行うことが、障害者雇用の機会づくりにつながると思う。
- (今後の活動のアイディアとして)ネットワークで活動先(内容)リストができるとマッチングできそう。
- 参加支援はお互いが喜びを感じられるものがベース。交流を持ち続けることが大切なのではないか。
- 受け入れ側の「来てもらえてうれしい」と、活動者の「行ったら役に立てた」のWin-Winの関係を目指したい。
- オンラインの活用と直接的な交流、どちらかに偏ることがないようにしていくことが大切だと思う。
業態、領域の異なる市内法人がアイディアを出しあえば、コロナ禍にあっても「何か形にできそうだ」という期待と、手応えを感じることができました。2021年度は地域での実践につなげるべく、具体的な方針・方法の検討、準備を進めています。