平成30年度 多摩市内社会福祉法人ネットワーク連絡会の取組み
多摩市内社会福祉法人ネットワーク連絡会
本年度より、フードドライブによるこども・だれでも食堂、生活困窮者等の支援、車椅子貸出事業への法人としての協力を開始したほか、昨年に引き続き、社会福祉法人に関する啓発活動に努めました。
平成30年度 地域ネットワーク推進のための助成申請地区
平成30年3月11日掲載
フードドライブ事業の実施
ネットワーク連絡会では、各法人が行うイベント等においてフードドライブ(各家庭で余った食品を持ち寄り、それを必要とする人々にフードバンクなどを通じて寄付する活動)の窓口を設置し、市民の方から食品をお持ち寄りいただきフードボランティアとしてご協力いただいています。ご寄付いただいた食品は、多摩市内で活動するフードバンク団体やこども・だれでも食堂を運営している団体などに配布するほか、生活が困窮している世帯に直接、多摩市社会福祉協議会が配布しています。
平成30年度の活動では、8つの各法人イベントと市内外の食支援イベントを通じ、総計約384キログラムの食品が集まり、フードバンク団体(2団体)、子ども・だれでも食堂等運営団体(8団体)へ、継続的に支援を行いました。提供先の団体からは、「子ども食堂でありがたく使わせていただいています、特にお菓子は子ども達に大人気です」などの声を伺っています。
お寄せいただいた食品の一部
市民への車椅子無料貸出
多摩市社会福祉協議会では、病気やケガ、旅行や通院などで一時的に車椅子が必要となった市民の方へ一時的に無料で車椅子を貸し出しています。車椅子の受け渡しには、多摩市内の南北に離れた2つの施設または一部の福祉協力店舗までお越しいただく必要があったため、ネットワーク連絡会では、市民の方がお住まいのより近くで気軽に車椅子を利用できるよう、「市内各法人施設への貸出用車椅子の設置」について今年度より取り組み始めました。
各法人での車椅子の貸し出し・受け渡しについては、すでに発行している「多摩市内社会福祉法人理容・活用ガイドブック」に改定・追記を行い、市民の皆様へお知らせしていきます。
社会福祉法人の魅力についてPR
昨年に引き続き、市内の大学における「地域の保健医療福祉」の授業の中で、ネットワーク連絡会は、講義を担当させていただきました。「多摩市における保健医療福祉対策と取り組みの状況」「多摩市の医療及び福祉における現状、問題点への取り組み」などについて、1年生を対象にお伝えし、児童・障がい・高齢の各福祉分野の法人職員から「感謝・感動・感激のポジティブ3Kのイメージ」「子どもや家族一人ひとりを地域で支えていく」「障がいがあってもその方の力を活かし楽しめるよう工夫している」「介護を通じて高齢者の夢を叶える」といった福祉職に関するメッセージを発信しました。
また、今年度は新たに「就活応援セミナー」として 、各分野の法人の職員から、運営している施設・事業所の特徴や仕事内容について魅力をPRするとともに、福祉分野での就職活動の進め方などについてセミナーを開催しました。
就活応援セミナーでの様子