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2つの新たな取組みの実施

中央区社会福祉法人連絡会

「福祉体験合宿」「ボッチャ体験&福祉相談会」という、参加法人の特色を生かした2つの取組みを実施しました。

平成30年4月23日掲載

法人の特性を生かした2つの取組みを実施

中央区社会福祉法人連絡会では、平成29年度における地域公益活動として、2つのグループに分かれて法人の特性を生かした取組みを行いました。高齢者、障害者、児童、助成(財団・基金)といった多様な分野の法人が、それぞれの持つ資源を活用することで、幅のある内容となり、お互いの法人の理解も深まる素晴らしい成果が生まれました。

 

「福祉体験合宿」

6つの法人の連携による1つ目のグループは、将来の福祉人材・担い手の育成を図るとともに、家族ぐるみで地域福祉への理解を促進することを目的として、3月24日(土)25日(日)、小学5年生から中学2年生までの生徒7名による、区内福祉施設4か所での1泊2日の職場体験を実施しました。

施設利用者との散歩

 

生徒の保護者や施設職員も参加しての2日目の報告会では、利用者とのコミュニケーションが体験を通じて深まったこと、職員の丁寧かつ迅速な対応について驚いたこと、体験をした子ども達への保護者の思いなどがそれぞれの参加者の言葉で語られ、主催者共々非常に貴重な2日間となりました。

福祉体験合宿報告会

 

普段あまり接することのない人達と共に過ごし、寄り添うことのできるこのような取組みについて、継続を願う声が非常に多く聞かれました。

 

「ボッチャ体験&福祉相談会」

 

       ボッチャ体験風景                            

10法人の連携による2つ目のグループは、3月18日(日)、高齢者、障害者、児童など地域の様々な人々が交流できるボッチャ体験と法人職員による福祉相談会を実施しました。

助成分野の法人の紹介による一般社団法人ユニバーサルボッチャ連盟の協力のもと、当日はパラリンピアのゲストを招き、参加者175名、スタッフ30名と大盛況でした。会場には参加法人のパネル展示などもあり大変賑やかで、素晴らしいプレーに度々歓声が上がりました。

   

      パラリンピア

 

年齢や障害のあるなしに関わらず楽しむことのできるスポーツ「ボッチャ」を通じて、地域の高齢者や障害のある人、子育て中の家族など、普段接する機会の少ない方々が同じ空間で一緒に体験

することの素晴らしさを感じることのできる取組みとなりました。

また、福祉相談会では、日頃感じている福祉についての心配事を、現場従事者や資格を持った職員に聞くことができる場を提供し、福祉の制度をより身近に感じてもらいました。

法人の特色を生かした連携

広報力、場所、関係団体、人材などそれぞれの資源を生かせるようなアイデアを出し合うことで、個々の法人だけでは難しい取組みが実現しました。また、それぞれの法人が実施している事業について理解が深まり、障害者就労支援事業所への業務委託や、お互いのイベントへ参加するといった新たな流れが生まれました。

今後、取組みの継続実施に向けた体制の整備に努めながら、広く地域の声を受け止め、より効果的に連携してニーズに応えていくことを目指していきます。