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ふくしネットたちかわ 社会福祉法人が取り組む参加支援

立川市社会福祉法人地域貢献活動推進ネットワーク

 立川市社会福祉法人地域貢献活動推進ネットワーク(通称:ふくしネットたちかわ)では、社会福祉法人が参加支援に取り組むための意義やその手法について検討を重ねてきました。2023年度より、実際に参加支援につながったケースが生まれ、今年度も徐々に広がりが生まれています。

令和7年2月25日掲載

取組み内容

 ふくしネットたちかわでは、2021年度より、社会福祉法人が参加支援に取組むための意義やその手法について検討を重ねてきました。何らかのフォローを要する方へ、社会参加や交流の機会、職業・職場体験の機会を提供しています。2022年には、複数の法人による活動メニューリストができました。リスト内には「施設内の清掃活動」など、「これならできそう」という、挑戦の第一歩となるような活動があります。このリストは活動内容の一例であり、活動への参加希望があった際は、見学、面談、体験を行いながらその方にあった内容へ調整をしながら進めています。

取組みの効果

 昨年度より、活動メニューリストをもとに社会参加のきっかけとなった事例が生まれ始めました。ひきこもりがちで昼夜逆転していた方が、メニューリストをきっかけに週1回、市内の社会福祉法人にてボランティア活動を継続しています。活動を通し、自分の得意なことを見つけていくことで、当初の目標であった「生活リズムを整えること」だけでなく、「働いてみたい」という新たな目標に向け前向きに挑戦しています。参加をきっかけに、同法人内の事業所での就労につながった方もいます。

 また、参加支援の取組みをきっかけに法人間で事例の共有やヒアリングを行うことで、法人間のコミュニケーションやネットワークの強化にもつながっています。市内6つのエリアで地域に密着した取組みを進める「地域懇談会」では、参加支援に取組んでいる法人よる事例共有を受け、それぞれの法人で取り組めそうな内容の検討を行いました。

今後の展望

 活動を希望される方の増加がみられることから、今年度はメニュー内容の更新に取組みました。メニューリストへの新たな参加法人も増え、エリアや高齢・障害・児童などの分野、活動内容の幅が広がりました。住んでいる場所から近い方が参加しやすい、遠い方が参加しやすい、一人で黙々と作業をしたい、他者との交流をしてみたい、世代が異なる方が接しやすいなど、メニューリストは「これならできそう」のヒントとなると考えています。今後もふくしネットたちかわでは、これまでの経験を活かしながら社会参加や交流の機会、職業・職場体験の機会の提供に取組んでいきます。

関連リンク

立川市社会福祉法人地域貢献活動推進ネットワーク/社会福祉法人立川市社会福祉協議会

https://www.tachikawa-shakyo.or.jp/activity_promotion_network/このリンクは別ウィンドウで開きます