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令和4年度北区社会福祉法人部会 ~今後に向けての活動を考える会~

北区社会福祉法人部会

北区社会福祉法人部会として、今後withコロナの時代に向けて法人連携で取り組める活動について考える会を実施しました。基調講演や参加法人同士の議論を通して、様々な案を膨らませていきました。

令和5年3月17日掲載

今後のwithコロナ時代に向けて、「改めてできることは何か?」

 令和5年2月17日に、令和4年度北区社会福祉法人部会を実施しました。この部会は、今後ネットワークに加盟する法人同士が連携してできる地域公益活動を考える第一歩として開催をしました。北区社会福祉法人部会では2016年の発足以来、法人同士がつながってできる活動について話し合いを重ねたり、「発災時に向けて平時からできる取り組み」というテーマの下にワークショップを開いたりする活動を実施してきました。しかし、新型コロナウイルスの影響によって継続した活動を実施することが難しくなっていました。そのため、今後のwithコロナ時代に向けて、「改めてできることは何か?」を考える第一歩となる会を実施しました。

   

   <パネルディスカッションの様子>        <グループディスカッションの様子> 

 当日は、パネルディスカッションとグループディスカッションを実施しました。前半のパネルディスカッションでは、東洋大学ライフデザイン学部准教授の早坂様、および江戸川区立障害者就労支援センター所長の鈴木様にご登壇をいただきました。早坂様からは、「地域公益活動とはそもそも何であるのか?」、「連携して地域公益活動を行うためのヒント」についてお話がありました。鈴木様からは、実際に地域で連携をして行っている活動事例を紹介していただき、事例から学べることを話していただきました。また、北区内での活動紹介として社会福祉法人ドリームヴイ理事の小島様から、活動を始めた経緯についてお話をいただきました。

 後半のグループディスカッションでは、法人連携でできそうな地域公益活動について議論を行いました。25名の参加者が5テーブルに分かれて、各班には事業所の距離が近い異分野(高齢・障がい・保育)の担当者が入って話し合いを行いました。実際に北区内に存在しているニーズを基に、そのニーズに対してできる取り組みを考えるディスカッションでしたが、どのテーブルでも盛り上がりを見せていました。できそうな取り組み案としては、「互いのイベントに顔を出し合う」といったものや、「事業所で作っているお菓子を販売する場所を貸してもらう。」といったものが挙がりました。

〇成果と課題

 当日の成果としては、法人同士が連携して地域公益活動について対面で考える機会を得たことでした。コロナ禍における3年間は、加盟法人の間で話し合う機会が制限されており、地域公益活動についての議論も停滞しておりました。法人からも「またぜひ企画していただきたいと思います。」といった声も挙がっており、今後もこうした会を定期的に開催していくつもりでおります。

 一方で課題としては、今後実際に法人連携での取り組みをスタートさせるために話し合いを重ねる必要があることです。今回の会では、あくまでもこれからに向けての第一歩と位置付けていたため、本格的に取り組みを開始することに向けての議論とはなりませんでした。今後は、実際の地域公益活動案を練り上げ、取り組みをスタートできるようにしていく必要があります。

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