2021(令和3)年度 中野区内社会福祉法人等連絡会 協働事業プログラム 「相談支援型フードパントリー」試行月間の実施
中野区内社会福祉法人等連絡会
「食」の支援をきっかけに中野区内の社会福祉法人同士のネットワークを生かし、地域の相談を「つなげる」、「つながる」支え合いの輪を広げていきます。
令和4年6月8日掲載
新型コロナウィルス感染症拡大の影響も長期化する中で、これまでも取り組んできたフードパントリーなどの「食」の支援を通じて、見えて来たこととして、利用する方に話を伺うと「元々地域との関わりがない」、「コロナ禍で、知人等まわりとのつながりが希薄になった」という方も少なくありません。
生活困窮の課題解決に向けて、「つながり」をつくることで孤立を防ぎ、必要な情報提供や福祉サービス等へつなぐ伴走型の支援が必要と考え、食料支援と相談支援を併せ持つ「相談支援型フードパントリー」を本連絡会の加入施設・事業所に呼びかけ、試行という形で実施しました。
期間:2022年2月5日(土)~28日(月)
参加事業所:10事業所(チラシ参照)
内容:パントリーバッグの配布(米、レトルト食品、缶詰など)
※各事業所にパントリーバッグを5セット置いてもらい、事務局が受付窓口となり、最寄りの事業所を案内する。コロナ禍のため、事業所では配布することをメインに、相談があった場合は事務局で対応した。
利用件数:6件
利用者の声:「生活を切り詰めてはいるが、ぎりぎりの状況。近く(の施設)で受け取れてよかった」、「コロナの影響で仕事がない状況が続いている。食べ盛りの子どもとの二人暮らし、助かりました」など
相談支援型フードパントリーチラシ
今回、本連絡会の加入施設・事業所内でも利用者や職員の感染等、大変な中、参加協力の手を挙げてもらい、実施することができました。次年度も感染状況など、先の見通しは難しい状況ではありますが、困った時に相談できる地域の福祉施設・事業所として中野区内社会福祉法人等連絡会では、「食」の支援をきっかけに中野区内の社会福祉法人同士のネットワークをいかし、地域の相談を「つなげる」、「つながる」支え合いの輪を広げていきます。