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練馬区における社会福祉法人等の社会貢献事業における取組みについて

ねりま社会福祉法人等のネット

練馬区では平成27年度より「社会福祉法人等の社会貢献事業におけるネットワークづくりに向けた連絡会」を立ち上げました。また、区内の法人が協力して社会貢献を行う4つモデルを提案するとともに各法人の取り組み等情報交換を行う連絡会を定期的に開催し、区内社会福祉法人のネットワークづくりを推進しました。平成29年度からはネットワークの基盤づくりの役割は終了したと考え、名称を「ねりま社会福祉法人等のネット」と改め、モデル事業をすすめながらより一層の定着・拡充に向け取り組んでいます。また、練馬区社協では28年度から5年間の期間を定めて担当職員1名を配置し、事務局を担う計画を立てています。

練馬区での経過

練馬区では平成27年度より「社会福祉法人等の社会貢献事業におけるネットワークづくりに向けた連絡会」を開催してきました。法人本部や事業所がある社会福祉法人64法人に声掛けをし、法改正に関する情報共有や法人同士の情報交換を行ってきました。練馬区は人口70万人を超える大きなエリアのため、28年度からは年2回の全体会に加え、4つの地区に分けて地区ごとに連絡会を開催し、地域にあった取り組みを検討してきています。全体会では個別課題解決型、近隣助け合い型、テーマ別課題解決型、共に楽しめる提案型など4つのモデルを提案し、それを基に地区それぞれでネットワークでの取り組みを始めている。平成29年度からはネットワークづくりの基盤は出来てきたとの判断から名称を「ねりま社会福祉法人等のネット」に変更し、取り組んでいます。

 

モデル地区の設置と成果

各地区の取り組みの中で特にモデル地区として、大泉地区と石神井地区の小エリアである関町・立野地区が具体的な事業の実施に向けて取り組んでいます。大泉地区ではメールを活用した情報共有の仕組みをつくり、「大泉法人ネット」という名称でネットワークを組んで活動しています。また、ネットワークの仕組みを活かした課題の解決や法人間での就労体験の取り組みも始まっています。石神井地区の小エリアである関町・立野地区では防災をキーワードとした繫がりづくりや保育園同士が連携して住民への情報提供を行うツールの作成等に取り組んでいます。

練馬地区においては、学習支援の場を作っていく検討を始めており、光が丘地区では人材育成について話し合いを行っているところです。各地区ともそれぞれの特徴を活かした取り組みを行っています。

 

今後の方針

練馬区社協は平成28年度からの5年間、「ねりま社会福祉法人等のネット」の連絡会の事務局を担う計画を立て、全体会および地区別の連絡会を適宜開催し、顔の見える関係を作りながら連携を図ると共に、平成29年度以降のモデル事業の本格実施に合わせ、円滑に地域公益活動の検討、実施が行えるよう尽力していきます。

今後の方向性として地区ごとの事務局や幹事会など運営体制の検討整備を進めていく。地区ごとの体制が充実するこで更に施設や事業所等の種別を越え、各地区の特性やニーズ、制度の狭間への対応など、社会資源の情報もふまえ柔軟な事業が構築されることを目指していきたいと考えています。

この「ねりま社会福祉法人等のネット」の取り組みの拡充により、地域住民とともに課題を解決する仕組みだけではなく、更には地域力の向上、また困った方にすぐ手を差し伸べる体制づくりができるのではないかと考えています。

光が丘地区の保育園での連絡会の様子
光が丘地区の保育園での連絡会の様子(29年6月)

全体会の様子
全体会の様子(29年7月)