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ねりま社会福祉法人等のネット 平成30年度第2回を開催しました!

ねりま社会福祉法人等のネット

グループワークの様子

「ねりま社会福祉法人等のネット」では年に2回の全体会と区内を4地区(練馬・光が丘・石神井・大泉)に分けて地区ごとに連絡会を開催しています。今年度第2回目の全体会を2月20日(水)に練馬区立勤労福祉会館で行いました。

平成31年4月26日掲載

区内4地区(練馬・光が丘・石神井・大泉)の取組み報告

練馬・光が丘・石神井・大泉の各地区ごとに開催している連絡会や取組み内容についての状況報告を行いました。
◆練馬地区 取組み報告
地区連絡会では地域の子どもについての課題が挙がり、子どもを対象とした学習支援をテーマに取組みを始めました。平成30年度は参加法人のほか、民生委員の方も一緒に参加いただき「ねりま☆わっくわく広場」を開催しました。子どもの知らなかったことを知る喜びを育むことを目的とし、企画を進めています。今後は、「ねりま☆わっくわく広場」の事業定着を目指しています。
◆光が丘地区 取組み報告
職員の人材育成や、高齢者施設の利用者と保育園児の交流等、分野を超えて他の法人と協力できるための検討を進めています。今後、高齢者や子育て中の母親が孤立しがちにある課題などに対して、取組みができないかと考えています。
◆石神井地区 取組み報告
石神井地域では4つの取組みを行っています。
1.施設連携防災ネットワークの取組み 2.気軽に介護について話し相談できる「介護者のつどい」の開催 3.保育園の取組みをまとめた情報冊子の配布 4.福祉に興味のある学生を対象に、「おしゃれなカフェで福祉を学ぼう」を実施し、福祉について学ぶ機会に取組みました。
◆大泉地区 取組み報告
就労の課題を抱えた方に対して就労体験や場の提供を行っています。メーリングリストや「はたらくサポートとうきょう」の仕組みを利用して就労支援に取り組んでいます。また、法人の分野を超えた交流を目的とした収穫祭を実施しました。当日は保育園の園児や、参加法人の利用者等150名の参加があり、ネットワークを通じて子どもの元気な姿を見ることができました。

 

講演~「社会福祉法人等の地域公益活動と民生児童委員の連携について」~

(社会福祉法人 東京都社会福祉協議会 地域福祉部長 川井誉久 氏)
各地区の取組み報告から、お言葉を寄せてくださいました。

石神井地区の「介護者のつどい」に関しては、『多法人で取組むことで、介護する側にとっても大きな魅力となるのではないか。』大泉地区の収穫祭では、様々な関係者と繋がりながら開催したことについて、『ミニ地域共生社会に向けたプログラムづくりの学びに寄与していると感じた。』と話されました。また、その他の地区の取組みにおいてもそれぞれご講評をいただいています。

講演では、「東京らしい“地域共生社会づくり”のあり方について〔中間まとめ〕」を踏まえ、地域福祉コーディネーターの役割や社会福祉法人の地域公益活動と民生児童委員、地域福祉コーディネーターの連携(チーム方式)による地域福祉推進体制等について話されました。社会福祉法人と民生児童委員が相互に関わり連携を深めていくことで、地域ニーズの把握や地域課題の共有、地域関係者との関係づくりなど、お互いの活動の相乗効果となる等々のお話をいただきました。

東社協 川井氏
(福)東京都社会福祉協議会地域福祉部長 川井誉久 氏

 

各地区ごとに分かれたグループワーク

今回は練馬区内20地区の民生児童委員の方々にもご参加いただき、参加法人と民生児童委員の顔合わせを行い、お互いの活動の共有と意見交換を通して、顔の見える関係づくりへとつながりました。

グループワークの様子
グループワークの様子
グループワークの様子

 

第2回全体会に参加された 練馬区民生児童委員協議会 代表会長 田中敏 氏より講評をいただきました。

「民生委員の仕事はたとえて言うならテレビのアンテナ塔である。アンテナ塔として受信し、困りごとに対してサービス機関に送信するというもの。今回、ねりま社会福祉法人等のネットの取組みを知ることができた。今後、ほかの民生児童委員にもねりま社会福祉法人等のネットの取組みを知ってもらい、地区の活動の情報を取り入れていきたい。」とコメントをいただきました。

練馬区民生・児童委員協議会
区民生・児童委員協議会代表会長 田中敏 氏

 

社会福祉法人 東京都社会福祉協議会が発行する「福祉広報3月号」に練馬地区連絡会の取組みが掲載されました!

 

今後について

今年度試行的に始めた年を含めると4年目を迎えます。今年度のテーマは「事業化」。各地区で事業化に向けた話合いを進めています。次回の全体会開催は令和元年7月頃を予定しています。