子育て応援!フードパントリー
新宿区内社会福祉法人連絡会
区内在住の食の支援が必要な子育て世帯を対象に、食品配付会(フードパントリー)を実施しました。
令和5年3月15日掲載
1 実施概要
(1)第1回
【実施日】令和4年8月13日(土)10時~15時
【会 場】①社会福祉法人二葉保育園
②社会福祉法人新宿区障害者福祉協会(新宿区立あゆみの家)
【配付数】計101世帯
(2) 第2回
【実施日】令和4年12月11日(日) 10時~15時
【会 場】①社会福祉法人新宿区障害者福祉協会(新宿区立障害者福祉センター)
②社会福祉法人新宿区社会福祉協議会
【配付数】計126世帯
<会場の様子>
2 実施内容
本取り組みは、新宿区内社会福祉法人連絡会(以下、社福連)の事務局である新宿区社会福祉協議会が特例貸付の相談を受けるなか、食支援へのニーズが高まっていることを把握したことをきっかけとして令和3年度から実施しました。令和4年度からは、よりきめ細かな相談対応や区内広域での開催など参加者の利便性を高めるため、新宿区内社会福祉法人連絡会が主催し、当日運営のスタッフ調整や、実施会場・食品寄附の受付場所など、社福連全体で取り組む地域公益活動のひとつとなっています。なお、社福連のメーリングリストで進捗等確認しながら実施をすすめました。
食の支援が必要な子育て世帯を対象に、お米やレトルト食品、缶詰、カップラーメンなどの保存食から、区内福祉作業所が製造したお菓子類など食品のほか、マスクや化粧品等日用品を配付しました。これら食品や日用品は、民生委員・児童委員や町会・自治会をはじめ、ロータリークラブや企業、地域のみなさまから寄附でいただいたもののほか、寄附金で購入したお米等を配付しています。
当日は食品のお渡しだけではなく、子育て施設や女性保護施設の職員が常駐し、生活や子育てに関する相談に対応し、必要な情報提供を行うなどの支援も行いました。
また、当日は実施時期に沿った装飾を会場に施し、季節を感じられる雰囲気づくりを行ったところ(8月は南国、12月はクリスマス)、参加者にもたいへん好評でした。
<配布物の一例> <手作りのブーツにお菓子を詰めました>
<社福連会員が会場を装飾しました>
3 今後の課題
回を重ねるごとに食品配付会への問合せや寄附のお申し出などが増えており、本取り組みが地域で定着しつつあります。また、社会福祉法人においても社福連担当職員以外の職員が地域公益活動への意識向上・参加のきっかけにつながるなど、継続実施の効果を感じています。
一方では実施回数や配付会場の拡充などの新たなニーズや、食品配付会でキャッチした困りごとの継続支援のしくみなどの検討が求められています。