みんなの安心・ささえ愛ネットの創設とみまもりあいアプリの普及啓発活動
社会福祉法人 聖ヨハネ会
社会福祉法人聖ヨハネ会が運営する小金井きた地域包括支援センターでは、小金井市北東圏域における地域包括ケアシステムの構築のために、地元けやき通り商店会に旗振り役を担っていただき、商店会を中心とした地域包括ケアシステムのモデルづくりとして、「みんなの安心・ささえ愛ネット」を立ち上げ、ささえあい・みまもりあいの街づくりに取組んでいるところです。
平成30年8月21日掲載
●思わぬきっかけとなった商店会との話し合い
小金井市本町にあるけやき通り商店会では、商店街の活性化のために何が必要か街頭アンケート調査をしたところ、「身近に買物ができる環境の充実」や「祭りやイベントの開催」というようなことに加え、「地域での住民どうしの交流・居場所づくり」や「防犯・防災活動」「高齢者の見守り」など末永く安心して暮らせるまちづくりに貢献してほしいという生活者の声そのものが抽出されました。そこで商店会会長が同商店会に軒先を連ねる小金井市立本町高齢者在宅サービスセンター(小金井市指定管理制度にもとづき社会福祉法人聖ヨハネ会が運営)に相談に来られたのがこの「みんなの安心・ささえ愛ネット」を創設するきっかけとなりました。
みまもりあいリーフレット(570KB) みまもりあいリーフレットマップ(529KB)
●「みまもりアプリ」を活用した緊急連絡転送システム
しかし、みまもりあいのネットワーク構築は、その方法論を検討するなかで資金繰りが厳しいといった条件面の制約などから早くも暗礁に乗り上げるかのような状況にありました。そんな時に、小金井市社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターの方からスマートフォンのアプリを使ったみまもりあいの捜索通報システムがあることを教えていただきました。それが一般社団法人セーフティネットリンケージの開発した「みまもりあいアプリ」です。
「おばあちゃんが見当たらない!」そんな時にこの専用アプリを使って捜索依頼をすることができます。
●もっと地域に知ってもらうために
この活動を地域に知ってもらうために、商店会のお祭りで「けやき通りdeかくれんぼ」と称してアプリを使って、かくれんぼ形式で人を探してもらうという模擬探索を実施しました。これには小金井市長にもご参加いただき、他の鬼役の方とともに一役買っていただきました。
この取組みは社会福祉協議会でも取り上げられ、小金井市民祭りでの実施に至り、そのながれで本年度、当法人のバザー祭でも実施する運びとなっています。