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就労訓練として、短時間ボランティアからのスタート(生活困窮者就労訓練事業)

社会福祉法人 武蔵野療園 渋谷区けやきの苑・西原

法人の社会貢献事業の取組みとして、東京都生活困窮者就労訓練事業所としての認定を受けています。当施設では、就労経験のない就労体験希望の方を、短時間ボランティアとして受入れしました。

平成30年9月25日掲載

<受入れについて>

社会貢献事業の取組みをするに当たって、当事業者が以前より行っている、障害者雇用や、特別支援学校の職場体験実習、近隣ボランティアセンター依頼の夏の体験ボランティアの受入れの経験を生かし、就労訓練事業の取組みを行なうこととなりました。

 

<受け入れ事例>

就労訓練事業の認定を受け、TOKYOチャレンジネットより、就労体験の依頼を受けました。対象者の相談窓口である、港区生活・就労支援センターの支援員と事前打ち合わせを行い、ご本人の状況や当事業所での訓練内容を話し合いました。そのうえで、支援員と共にご本人の面接を行いました。その後、ご本人のの意向を就労支援センターの支援員が確認し、内容を決定しました。訓練開始前に再度来所いただき、活動の再確認を行い就労体験を開始しました。

 

<活動内容>

日時:毎週水曜日10:00~11:30

内容:特養120名の利用者のリネン交換に際し、シーツを仕分けして、クリーニングに出せるように、取りまとめる。

※活動はボランティアさんと共に行う。

経費:保険30円/実施日   交通費:実費支給

期間:平成30年8月22日~平成31年2月20日

<活動の成果と今後の展望>

ご本人はコミュニケーションをとるのが苦手の様で、出来るだけ少数の職員やボランティアとの関わりでスタートしました。

笑顔のステキな方ですが、言葉に詰まってしまうこともありました。活動が終わる度に、「とても助かりました。」「ありがとう」などと、ボラランティアさんによる励ましの声かけに、笑顔で答えてくれました。ボランティアさんは毎週ほぼ同じメンバーのため、なじみの関係もできてきました。

今後、他の活動や就労にも繋がるようにサポートしたいと考えています。就労支援センターの担当者も、振り返り等で関わりをもっていただいています。ご本人の心理的な負担を配慮しながら、継続していきたいと思います。