地域食堂とその先へ、「インクルーシブ(包括的な・仲間はずれにしないという意味)」な空間の提供をお届けします。
社会福祉法人つくしの郷 生活学館足立校
足立区「五反野」にある生活学館足立校では、地域と福祉を繋ぐことを目的として毎月最終金曜日に100円のお弁当形式で「地域食堂」を開催しています。今夏から活動の幅を広げ、同じく足立区の「北千住」にインクルーシブなカフェをオープン予定です。これまでの地域食堂のノウハウを活かし、新たなエリアでも地域社会への貢献を目指します。
令和5年5月30日掲載
■地域に根付いた地域食堂
生活学館足立校での地域食堂も丸二年が経ちました。多くの方にご利用して頂き、利用していただいた方の中から就労移行支援所である生活学館に興味を持ち、長年の引きこもりから抜け出して通所を開始し、就職を目指すようになった方もおります。福祉施設が地域に開かれた空間であるように今後も続けていきます。
(地域食堂のお弁当制作風景)
■社会福祉法人つくしの郷の取り組み
私たちは障がい者向けのグループホームや作業所、就労移行支援、相談室など、関連法人を含めて足立区で7拠点を運営しています。
昨年の9月には東京都で2番目となる全介助が必要な重度障がい者向けのグループホームをオープンいたしました。オープン前から満床となり、必要性を感じております。
地域で困っている人の声をきっかけに始まり、「尽くす」ためにボランティア有志により始まった「つくしの郷」。支援しているのは、障がいのある方やそのご家族の方、就労に困っている方です。
■インクルーシブなカフェをオープンします!
私たちは現在東京都が進める「ソーシャルファーム」プロジェクトとして、2023年7月にインクルーシブなカフェのオープンを目指しています。長年福祉に関わってきた私達がつくりたいのは、障がいがあったり、仕事から長く離れてしまっている方も働くことが出来る場所です。様々な理由から「働きにくさ」「生きづらさ」を抱えて就労に困っている方達が多くいます。一人ひとりが特性を理解し合いながら助け合って働ける場を目指します。そしてどんな方でも安心して来ることができるように、バリアフリーを充実したカフェにしたいと思っています。こちらのカフェでも生活学館で培ったノウハウを活かして、子ども食堂や地域食堂の地域に根付いていける活動を行っていこうと考えております。
足立区北千住駅東口徒歩6分の場所に、長年使われていなかった昭和レトロなアパートがありました。福祉にご理解のある地主さまが今回のプロジェクトに共感してくだり、アパートのリフォームとカフェのオープンに協力してくださいました。
昭和レトロなインクルーシブカフェの活動、ぜひともよろしくお願いいたします。
(これからカフェになる昭和レトロアパート)
▶社会福祉法人つくしの郷 生活学館足立校ホームページ(外部リンク)
▶プロジェクトの詳しい内容等は、こちら(外部リンク)からもご覧いただけます。