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東京都地域公益活動推進協議会

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子育てひろば

社会福祉法人東京サレジオ学園

小平市にある児童養護施設東京サレジオ学園では、地域の乳幼児を子育てされている親御さんとお子さんを対象に、本園の地域交流ホームにて週1回子育てひろばを開催している。また、年3,4回イベントを企画し、令和5年度はフルートコンサートや、バランスボール、キッズマッサージ、クリスマスリース作りを実施している。

令和6年4月30日掲載

法人概要

東京都小平市にある当法人は戦後の戦災孤児をイタリアの修道会サレジオ会会員が保護し生活を共にしながら養育と教育をしたことを始まりとして、現在は児童養護施設として東京都、区からの措置児童を養育しています。地域公益活動として、近隣の障害のある方や児童のサッカーチームや野球チームへグラウンドの無料貸し出し、子育てひろばの開催、一時避難場所としてのグラウンドの小平市との契約、地域の子ども会や保護者親睦会への地域交流ホームの貸し出し等を行っています。

取り組みのきっかけ

高校生園舎が空き、何かに使えないかを検討したところ、子育て中の職員が実際に地域にあるひろばを利用して、とても良かったという体験を生かすことが出来るよう、子育てひろばを行うこととしました。児童養護施設という場所や職員のノウハウを生かせること、広い場所でのびのびと遊んでいただきたいという思いもきっかけとなりました。また、入所児童の生活の場でもあるため、配慮すべきことがあるかなども検討しました。更に、ご来園される皆さんの安全面について、運営方法、広報の仕方等を知るため、他の子育てひろばを見学させていただくこともありました。

取り組み内容

遊び場として地域交流ホームに遊び道具を設置しています(滑り台、ブロック、トミカ、プラレール、塗り絵、フィギュア、パズル、絵本、ぬいぐるみ、おままごとセット、ミニキッチン、三輪車、ミニバイク、メダカ・グッピーの飼育)。また、庭に遊具や遊び道具を用意しています(滑り台、ブランコ、ソフトボール、ビニールプール)。自然が多い為、体験として水遊び、虫取り、花摘み、植栽への水やり、イチゴの収穫、レモンの収穫なども行っています。年の後半は建物の建替えで、狭いお部屋へ引っ越したため、メダカの飼育、外のブランコ、滑り台は停止中です。

取り組みの効果

幼稚園に上がる前に集団での遊び体験や、親御さん同士の交流で幼稚園の情報共有や、イベントの開催で様々な体験の提供ができました。また、地域のグループホームの子どもと職員と参加することで地域の方と交流することもできました。春休みや夏休みには幼稚園入園中のお子さんやご兄弟の利用もあります。

今後の展望

現在、地域支援センターを建替え中の為、令和7年4月から新しい建物での子育てひろば開催に向けて準備をしています。工事中は仮の広場となっているので、特に安全に配慮していきたいです。今年度も、イベントの企画や広場での親御さん同士の交流、伸び伸びと過ごしていただけるよう配慮をし、継続して開催していきたいです。

コロナ対策により食事類の持ち込みはできていないので、今後、可能な場所や衛生についての検討を行い、再開できるようにしていきたいです。イチゴの苗を育てることや、メダカの飼育も一度ストップしているのでそうした体験も建物ができた後には再開したいと思います。

以前、社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカーさんの紹介で、シニアの皆さんがボランティアとして環境整備に協力して下さいました。清掃や整備を定期的にお願いし、またメダカ・グッピーと飼育用具、花や野菜の苗の御寄附、植え付けなどの助力をいただきました。シニアの皆さんの知恵やお力をお借りすることで、子育てひろばも豊かになったので、先々もご協力の要請をしたいと思います。

 

社会福祉法人東京サレジオ学園

〒187-0021東京都小平市上水南町4-7-1

TEL.042-321-0412

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