おいでよ、コドモナツマツリ ~まちの子どもたちの為にできること~
社会福祉法人 村山苑 村山苑地域貢献チーム
東村山市にある社会福祉法人村山苑では、地域住民の集まりの場を提供することで、地域に貢献しようという思いから始まった「コドモナツマツリ」を開催し、子育て家庭のあそびや交流などの場所作りに取り組んでいます。
令和6年10月21日掲載
村山苑について
社会福祉法人村山苑は、東村山市を中心に保育・障害・高齢分野で10事業を運営する法人です。園外の方と関わる機会にも恵まれており、定期的に施設間交流を行っています。
コロナで途切れたた地域とのつながり
村山苑では毎年、法人の敷地内で地域の方に向けた納涼祭を開催しており、飲食物等の模擬店や盆踊りを楽しみにたくさんの方があそびにいらしてくれていました。しかし、新型コロナウイルス感染症が広まったことで、人が多く集まる納涼祭の開催を数年に渡って見送らなければならず、長年続いてきた地域社会と施設のつながりが途切れることになってしまいました。
見つめ直す、地域へのアプローチ
新型コロナウイルス感染症が5類感染症となった2023年より、当法人では規制緩和による行事の再開を前に、何のために、誰のために行うのか、行事の見直しを行いました。
地域住民の集まりの場を提供することで当法人と住民の交流の活性化を目的とし、さらに高齢、障害、保育の分野において事業を運営する中で、当法人のサービスには学童期へのアプローチが不足している現状から、小中学生の子どもたちのためにできることはないかと考えました。そこで、以前開催していた納涼祭を、子どもたちへ向けたものに刷新し、名称も「コドモナツマツリ」に変更し、イメージをがらりと変えて再出発しました。
今年度からは「地域貢献委員会」を発足しました。地域住民の生活を支える一役を担う活動で生活困窮や孤独・孤立への支援を通して、地域共生社会の構築に貢献することこそ、社会福祉法人村山苑の存在意義であると再認識しました。
生まれた新たなつながり
お菓子釣り、ゲームコーナーなど各施設が模擬店を出店。お祭りが始まると、保護者と一緒に多くの乳幼児や小中学生が訪れ、各コーナーを楽しそうに回っていきました。
ゲームコーナーに熱中する子どもたち。
何度も挑戦しています。
プロの紙芝居屋さんの威勢の良い語り口に、会場は大盛り上がり。
当日はボランティアとして近隣の学校の生徒さんにもお越しいただき、ヨーヨー釣り屋をはじめ、各模擬店でスタッフとして参加してもらいました。子どもたちとの関わりを経験しながら、福祉施設での活動や雰囲気を身近に感じてもらうことができました。
ヨーヨーがすくえると
一緒になって喜んでくれるボランティアさん
たくさんの方にお越しいただきました。
今後も「魅力ある企画」を心がけてまいります。
地域の自治会、福祉サービス事業所からも協力いただきました。
納涼祭から「コドモナツマツリ」に変わって2年目。昨年度よりも賑わいが増し、イベントが少しずつ地域に浸透してきたことで、これまで村山苑と関わりのなかった人ともつながりが生まれてきているのを感じました。
今後も様々な年齢層やニーズに対応した取組みを模索し、強みやノウハウを活かした支援を行っていきたいと思います。
社会福祉法人 村山苑
〒189-0024 東京都東村山市富士見町2-7-5
TEL:042-393-8496 FAX:042-397-4629