虹の架け橋プロジェクト2024 ~もっと交流を深めよう~
社会福祉法人こひつじ会 こひつじ国際共育センター
こひつじ国際共育センターは、旧保育園舎を利用したコミュニティーセンターです。今年度は、利用者の交流を深めるプロジェクトを立ち上げ複数の地域イベントに参加し「おさがりランド」「交流会」を開催しました。
【令和6年度地域課題に取り組むための助成事業 助成法人】
令和7年3月6日掲載
*この取組みには、当協議会が実施する「令和6年度地域課題に取り組むための助成事業」にて、活動経費の一部を助成させていただきました。
法人概要
こひつじ会は、保育園運営を主としている社会福祉法人で、1969年に埼玉県行田市で「小羊チャイルドセンター」、1972年に東京都三鷹市で「第二小羊チャイルドセンター」を開園しております。
きっかけ
近年、子育てをしながら働く家庭が増える一方で、地域で過ごす人々が減少し、ご近所同士が顔を合わせる機会が少なくなってきています。その結果、地域のつながりが薄れ、人々の交流が希薄化しています。こうした状況を踏まえ、こひつじ会は、使われていない三鷹市の旧園舎を地域の皆様に開放し、「こひつじ国際共育センター」として新たに公益事業をスタートしました。このセンターは、子どもから大人まで「共に学び」「共に交わり」「共に憩い」「共に助け合う」を理念に、社会貢献できる人を育む場を提供しています。地域の学習の場、子ども向けの習い事、国際交流会などを通じて、楽しみながら学び合う環境を提供しています。
令和6年度の取り組み
現在、センターは多くの方に利用されておりますが、さらに地域の方々や利用者同士の交流を深めるために、令和6年度は「虹の架け橋プロジェクト2024」を立ち上げ、地域や利用者のつながりをさらに促進してまいりました。センターで教室を運営している先生同士の交流もうながし、より豊かなコミュニティを目指しています。
具体的な活動として、三鷹市の地域イベント「Withbaby Family Fest 2024」「北野まつり」や「アートマルシェ」に参加し、顔出しパネルやうちわ配布、こひつじ会の理念を形としたガチャポン体験を提供しながら、自主イベントの告知を行いました。
2024年12月に「クリスマスおさがりランド」をこひつじ国際共育センター主催で開催し、家庭で不要になった物品を集めて交換できる場を提供しました。このイベントは物品の交換と循環を重視し、販売ではなく無料で参加できる形式にしました。「おさがりランド」では、1,000点以上の寄付品が集まり、約80家族が参加した大盛況のイベントとなりました。アンケート結果によると、初めてセンターを利用した方が40%を占め、新たに地域の方々にセンターが認知されるきっかけとなりました。参加者からは、「おさがりをもらえて助かった」「他の人が物品を持っていくのを見て嬉しい」といった声が寄せられ、物品交換や循環を通じた人々のつながりが喜ばれました。今後もおさがり交換のイベントの継続を希望する声が多く寄せられました。
同日には「クリスマスコミュニティ交流会」も開催し、センターに関わる方々の交流の場となりました。この交流会には36名が参加し、ここでのつながりをきっかけに、2025年の4月には3つの教室運営者が合同でイベントを企画することが決まり、活動の幅が広がっています。
おさがりランドの様子
今後の展望
このような地域の子どもから大人まで参加できる場所を通じて生まれる交流から、互助の文化が育まれ、孤独や孤立を解消していくことができたらと考えています。
こひつじ国際共育センターは2026年8月にはリフォームのため、一時閉館予定となっておりますが、2027年2月には新しく生まれかわり、世界一のコニュニティーセンターになるよう活動を続けていきたいと思っております。
社会福祉法人こひつじ会 こひつじ国際共育センター
〒181-0003 東京都三鷹市北野3-1-3
TEL:0422-26-9034
開館時間:平日9:00~17:00
ホームページ:https://kohitsujikyouikuce.jp/