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東京都地域公益活動推進協議会

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おもちゃ・絵本ライブラリー

社会福祉法人 至誠学舎立川

おもちゃ・絵本ライブラリーの写真

乳幼児期に出会ってほしい良質な玩具・絵本を紹介しそれらを貸出し、玩具や本を媒介にして親子関係の充実や改善につながっています。親子のコミュニケーションも広がり良い思い出となって残るようお手伝いしています。

平成29年9月26日掲載

玩具や絵本を通して・・・

「良質の玩具・絵本を紹介し、おもちゃや絵本に出会う幅を広げてほしい」「玩具や絵本を媒介に家族で楽しむ時間を広げてほしい」「玩具・絵本ライブラリーを通して地域の方と園の保護者との繋がりの場の提供を行いたい」と考え、平成16年7月おもちゃ・絵本ライブラリーがスタートしました。

おもちゃライブラリーでは、木のぬくもりのある良質で安全性の高い基準を満たしたおもちゃ、乳幼児期に出会ってほしいおもちゃを園で取り揃え、毎月1回貸し出しを行っています。貸し出し方法は、ファイルから遊んでみたいおもちゃを選び、遊び方を紹介した上で、実際に手にとって遊び、納得したものを職員が1つずつ手渡しで貸し出します。玩具の状態をチェック修繕を行い、魅力的な状態を維持するよう努力しています。

絵本ライブラリーでは、幼児期に出会ってほしい良質の絵本を取りそろえ、一人2冊2週間を期限として貸し出しを実施しています。地域に向け、絵本の選び方、読み方、年齢ごとのおすすめ絵本の紹介等の実施、情報誌にて絵本を紹介しその魅力を伝えています。絵本の整理、修繕、季節の飾り付け、新しい本の紹介の掲示など年間を通じて計画的に行っています。

親子のきずなを深める

ライブラリーの取組みを通じて、以下のような成果が見られました。

普段家庭では高価な為購入できない良質なおもちゃや、この時期に出会ってほしい絵本に出会い、家庭で楽しむ機会となっています。そして、おもちゃや絵本を媒介にして、家族で楽しむ時間が増え、特に家族全員で子どもと遊ぶきっかけとなり、親子関係の充実や改善に役立ちました。家族のコミュニケーションが広がり、そのことが家族のよい思い出として残っていきました。園内のおもちゃ用ショーウインドーに毎月飾るおもちゃを見ながら、親子の会話が増えています。

また、おもちゃや絵本を通して、遊びや体験、知識の幅を広げていくことができました。保護者に対して良質なおもちゃや絵本についての知識や情報を提供し、子どもに与える影響について、考え知ってもらう機会となりました。

おもちゃや絵本ライブラリーをきっかけに、園の地域子育て支援サービスへの利用、不安の解消へとつながっています。

おもちゃ・絵本ライブラリーの様子
おもちゃ・絵本ライブラリーの様子1

おもちゃ・絵本ライブラリーの様子
おもちゃ・絵本ライブラリーの様子2