気軽に集い、学び、楽しむ、至誠コミケアセンター「いこいの場」
社会福祉法人 至誠学舎立川
「地域の福祉の向上に活かしてほしい」と、遺贈いただいた民家を利用し、福祉の向上、地域の拠点として、平成13年より『いこいの場』事業を行っています。さまざまな活動、イベントを行い、地域の高齢者が気軽に立ち寄ることができ、社会交流や生きがい作りが出来る場となっています。
平成29年9月26日掲載
気軽に立ち寄ることができる場所づくり
平成13年に、「地域の福祉の向上に活かしてほしい」と、遺贈いただいた民家で、ご本人の意志を生かし福祉の向上、地域の拠点として地域貢献事業『いこいの場』をスタートしました。
その後、平成25年に建物を建てかえ、現在は、二階部分で介護保険の事業、一階部分で、『いこいの場』事業と、使用していない時間帯の会場の貸し出し等を行っています。
『いこいの場』では、介護保険のサービスを利用するまでではない(未申請も含む)が、市で行う体操や活動等は気軽に参加しにくい(運動の強度等も含め)、近隣での活動場所が少ないといったニーズを受け、地域の高齢者が気軽に立ち寄ることができ、社会交流や生きがい作りが出来る場としての活動を行っています。
「コミに行けば、誰か居る、なにかやってる」―平日の午後2時から4時まで―
活動内容は多彩、出入り自由、参加の制限はなし。事前に活動材料が必要であったり、食べ歩き等、人数の把握が必要な活動以外は、その時々の予定や気分に合わせて、自由に参加ができます。
体操教室(毎木)や歌の活動(毎火)は曜日を固定、それ以外の曜日では、ゲーム、フラワーアレンジメント、アロマ、頭の体操、塗り絵、パソコン教室、ビデオ上映会等、月に1回の活動といった具合、そこに、季節の行事(花見、七夕、流しそうめん、敬老会、クリスマス会、食べ歩き、観劇等)を組み合わせ、毎月スケジュールを組んでいます。季節の行事では、近隣にある同法人の保育園の協力で、園児さんのかわいい歌声なども加わります。
送迎は行っていないので、近隣にお住まいで、自身で来ることができる方が中心となり、状態としては、自立から要支援、介護1程度までの方が対象となります。
基本的に平日の午後、利用に際しては、毎月のお茶代として200円(食べ歩き、フラワーアレンジメント等材料費がかかる場合は実費)、多彩な活動に出入り、出欠自由。そんな気軽さもあってか、多くの方にご利用いただいています。
暑気払い 流しそうめん
運営委員会とスタッフ
地域のニーズを活動に反映させるために、メンバーは利用者、ボランティア、近隣の民生委員、スタッフで構成される運営委員会を年間四回実施し、活動内容の評価や季節の行事の内容の検討、『いこいの場』のあり方等を話し合っています。
スタッフは、週三日、午後に出勤する非常勤の職員と、併設の介護保険事業に勤務する職員が、趣味や特技を活かした形で担当。ボランティアさんの協力や体操などでは、参加者で実費相当分を割って専門の先生を依頼しています。
年間延べ1100名を超える参加者・支援が必要になった際の適切な対応
年間延べ利用者数1100名程度、登録者40名程度(28年度実績)があります。利用者より、「気軽に来れるからいい」との評価多数、気楽な社会参加の場となっています。利用者が加齢に伴い要介護等になってくると、併設の介護サービス等でフォローしていくケースも年間数件あり、介護保険等の前段階から、かかわりながら、必要な支援につないでいく機能も持っています。
また、会場貸出では、近隣の老人会の誕生日会にも貸し出していますが、「自治会の集会場は畳のため、参加者が減少傾向でしたが、椅子があるコミで行うことで参加者も増えている」との言葉も頂いており、様々な形で、人と人とをつなぐ場になることができるように努力したいと思います。
「本日もやっています。お気軽に。」
毎月のインフォメーション・予定表