日野市民でつくる防災・減災シンポジウム2019
日野市内社会福祉法人ネットワーク
自治会や自主防災組織、福祉施設(社会福祉法人)、福祉団体、関係機関、大学など様々な立場の方が実行委員を構成し、地域全体で防災減災について考えるシンポジウム。あわせて、このシンポジウムを通じて、地域防災のネットワークづくりの機会とする。
令和元年9月5日掲載
事業名 「日野市民でつくる防災・減災シンポジウム2019」
主催
日野市民でつくる防災・減災シンポジウム実行委員会2019
共催
日野市、みんなでつくる日野の防災プロジェクト、日野市内社会福祉法人ネットワーク・日野市社会福祉協議会、日野市ボランティア・センター
協力
日野市障害者関係団体連絡協議会、日野市教育委員会、実践女子大学
参加・協力した社会福祉法人
10法人13施設(特別養護老人ホームマザアス・地域包括支援センター多摩川苑・地域包括支援センターあさかわ・夢ふうせん・多摩療護園・東京光の家栄光園・ひの保育園・万願寺保育園・至誠第二保育園・至誠太陽の子保育園・高幡北保育園・つくしんぼ保育園・日野市社会福祉協議会)
経緯
今回で5回目を迎え、これまでの地域防災のネットワークや社会福祉法人ネットワークを生かし実行委員会を構成し、分科会の4つのテーマについてについて協議を重ね、シンポジウムを実施しました。
活動内容
令和元年8月10日(日)日野市民でつくる防災・減災シンポジウムが実践女子大学を会場に開催されました。
第一部基調講演では、東日本大震災の被災者でマンションの避難誘導や安否確認、避難所開設・運営の経験のある山田修生氏から「被災者から学ぶ!災害対応の実践」について講演をいただきました。
基調講演の様子
第二部分科会では、「避難所運営」「自助・共助」「災害時要配慮者」「水害」の4つのテーマに分かれて事例紹介や情報交換を行いました。
第1分科会 「どうなる避難所生活~ゲームで考える避難所運営~」
避難所運営ゲーム(HUG)ハグを使い、参加者と疑似体験をした上で、避難所で起こる課題等を話合った。このことを機に避難所運営マニュアルの整備を地域で推進することを目指しました。
第2分科会 「72時間サバイバル!~共に生き抜くために~」
全国で防災普及活動を行う、アウトドア防災ガイドを講師に招き、自分や家族の身を守る術を学び、その上で被災者同士が、いかに助けあいながら危機を乗り越えるかを考えました。
第3分科会「発災時 ともに逃げよう!~助けが必要な人と~」
様々な災害状況を想定したワークショップを行った。災害時要配慮者を広く捉えながら、実際の場面で、ともに逃げるために出来ることを、障害のある当事者と一緒に話し合いました。
第4分科会「予測できる災害「水害」~なぜ逃げ遅れるのか~」
水害時に逃げ遅れる人たちがいる。逃げる計画を書きだし、事前に家族などと共有する必要がある。マイタイムラインを使って学びました。
分科会の様子
今年も定員を超える参加者で、住民と社会福祉法人等が活発な議論を交わし、災害時要配慮者への対応、(福祉)避難所など社会福祉施設・法人等が抱える課題について検討を進められたことがこのシンポジウムの成果だと考えています。
それとともに、シンポジウムで学んだ活動や意識が、実行委員会やシンポジウム当日だけで終わることなく、参加された皆様の地域で活動していくための工夫が今後の課題だと感じています。
実行委員の皆さん