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東京都地域公益活動推進協議会

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第1回港区社会福祉法人連絡会を開催しました。

港区社会福祉法人連絡会

港区には、高齢、障害、児童、地域福祉等の分野で活動する社会福祉法人の法人本部や事業所のある法人が24法人あります。昨年度は3回の情報交換会を行い、平成29年6月27日には第1回港区社会福祉法人連絡会を開催しました。

港区におけるこれまでの経緯

平成28年度は、これまでなかった分野を超えた顔の見えるつながりの第一歩として、各法人への説明やアンケートを通じて参加を呼びかけ、第1回の情報交換会を開催しました。


本会会長あいさつの様子

 

第1回は社会福祉法人制度改革について、東京都社会福祉協議会の地域福祉部地域福祉担当の方にご説明をいただき、その時点における各法人の取組み状況等を共有しました。またオブザーバーとして所轄庁となる港区保健福祉支援部保健福祉課長にもご参加いただきました。

第2回の情報交換会では、各法人の社会福祉制度改革に対する定款等の変更手続き等の実務面や地域公益活動への取組み、そして、その取組みに向けた課題等の共有を図り、各法人の状況を共有しました。

第3回には、事前に行ったアンケートをもとに、各法人における社会福祉法人制度改革における対応や平成29年度に向けた地域公益活動に対する取組み状況等の意見交換を行いました。また平成29年度の介護のあり方について、これまでの情報交換や意見交換等を主とした会議から、より具体的な取組みを進めていくための連絡会としての体制変更について確認をしました。

 

見えてきた課題と今後について

異なる分野の法人が集い、活動や法人の規模等の違いなどから、地域公益活動への取組みについても、職員体制等の問題から本業が疎かになってしまうのではないかと言う懸念や一法人一施設ではできることへの限界もあるとの声などがありました。しかし、多くの法人はそのような課題等がある中でも、異なる分野の法人が集まり、話し合いを継続していくことで、区内の社会福祉法人として取組めるものを模索していこうという思いで一致しました。

 

平成29年度の取組み

今年度は、6月27日に第1回の区内社会福祉法人の連絡会を開催し、「社会福祉法人改革と地域における公益的な取組み~各法人が連携した取組みを目指して~」をテーマに文京学院大学人間学部人間福祉学科の准教授・中島修先生からご講演いただきました。


講演の様子

 

基本的な制度の話や他の地域の取組み等も交え、社会福祉法人が主体的に福祉サービスとして取組むことが大事であり、その取組みは、私たち社会福祉法人の情報発信(見える化)につながるものであるとの話がありました。あらためて社会福祉法人の連携による地域公益活動について共通認識を持つことができました。

また、今回は、これからの具体的な取組みに向けた検討等を前進させるため幹事法人を選出しました。各法人でさまざまな課題等抱えておりますが、法人同士の顔の見える関係のもと各法人の立場と得意分野等の特性をいかし、連携しながら港区の福祉課題等に取組んでいきたいと思います。