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支援力の向上と地域への還元を目指して

ねりま社会福祉法人等のネット

社会福祉法人が地域貢献活動をしていること、福祉相談を受け付けていることを認知してもらうため、地区祭に出展し、「福祉なんでも相談コーナー」を開設しました。

令和6年3月15日掲載

 

「ねりま社会福祉法人等のネット」は練馬、光が丘、石神井・大泉の4地区に分かれて、各地区の特徴を生かした活動を行っています。その中の一つ、光が丘地区での取り組みを紹介します。

 

支援力向上のその先に

 光が丘地区では「支援の力を向上させる」を一つの使命と考えて活動してきました。保育、障害、高齢の各分野で勉強会等を行い、支援力向上に努めています。しかし、せっかく向上させた支援の力を地域に十分還元できていないことが課題でした。

 法人で集まって話し合った際、福祉が必要な方に支援が届いているかどうか疑問に思うという意見が出ました。また、問題が発覚した時点では重篤なケースになっており、解決まで時間がかかってしまうことがあるという報告もありました。その理由は、社会福祉法人の知名度が低く、身近に相談窓口があることが知られていないことではないかと考えました。

 

地区祭への出展

 この地域に相談窓口があるということを知ってもらうため、どうしたらいいか話し合いを重ね、多くの人が来る地区祭への出展を決めました。出展にあたり、ライフステージ上に福祉がともにあることを伝えるメッセージを込めて「ねりま社会福祉法人等のネット」の紹介と、社会福祉法人ができることを掲載したパンフレットを作成。地区祭当日はそのパンフレットを配布するとともに、集客のために読み聞かせや竹とんぼ作成などのイベントも行いました。 

 また、各法人の活動内容を知ってもらうため、福祉施設の自主製品販売も行い、10月7日・8日の2日間で1068名の方が出展ブースに立ち寄ってくださいました。当初の想定を超えた人数が集まり、パンフレットを受け取ってくださいました。

 

「ネットワークとしてのつながり」が大切

 保育・障害・高齢という分野を超えた連携はなかなか難しいと思っていました。しかし今回、「支援の力を向上させる」ことからさらに「自分たちの地域を自分たちで耕していく」ことの重要性に気づき、さらに活動の準備を楽しみながら行うことで、つながりが生まれました。これからも楽しみながら地域に還元できる活動をしていきたいと思います。

 

▶「ねりま社会福祉法人等のネット」の概要はこちら