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子育て応援!食品配付会(フードパントリー)の相談機能を強化しました

新宿区内社会福祉法人連絡会

区内在住の食の支援が必要な子育て世帯を対象とした食品配付会(フードパントリー)の子育て相談等の相談機能を強化しました。

令和6年3月19日掲載

概要

【第1回】
・実施日:令和5年8月12日
・配付数:128世帯
・会場:①原町高齢者複合施設 ②矯風会館
・食品寄附受付施設:10ヵ所
・前日、当日準備:13会員法人36名

【第2回】
・実施日:令和5年12月9日
・配付数:122世帯
・会場:①もみの樹園 ②新宿社協
・食品寄附受付施設:10ヵ所
・前日、当日準備:17会員法人34名

 

内容

 令和3年度に新宿社協が主催した「子育て応援!食品配付会~フードパントリー~」は令和4年度から新宿区内社会福祉法人連絡会(以下、「社福連」)が主催し、当日運営のスタッフ調整や実施会場・食品寄附の受付場所など社福連全体で取り組む地域公益活動のひとつとなっています。

 当初から寄附でいただいた食品をお渡しするだけではなく、子育て支援団体や女性保護施設の職員が参加者の生活や子育てに関する相談に対応し、必要な情報提供を行うなどの支援を行っていましたが、参加者からは「事前に相談ができることを知りたかった」、支援スタッフからは「もっと相談機能を前面にし、参加者との交流を大事にしたい」という声がありました。

 そのため、今まで以上に社福連会員法人の協力を得て、子育てや生活に関する相談支援の体制を強化しました。申込時に参加者から任意で子育てに関する悩み事などを伺い、その悩み事を相談対応の支援スタッフと事前に共有し、当日は相談支援や情報提供を行いました。

 さすが子育てのプロフェッショナルです。相談支援の支援スタッフがさりげない声かけから参加者の様々な状況を把握し、的確な情報提供やアドバイスを行うことで、明るく笑顔になる参加者の様子が見受けられました。

 また、必要時には参加者の居住地域の民生委員・児童委員の紹介や貸付制度につなぐなどの情報提供を行いました。参加者にアンケートを実施したところ「話を聞いてくれただけでもうれしかった」、「気軽に相談できる人がいなかったので顔を見て話ができて安心した」などの感想をいただきました。

 本取り組みを通して、食の提供だけではなく、地域には様々な協力者がいるんだよ、という安心感も参加者へ届けることができました。

▶取組みの詳細はこちらからもご覧いただけます(令和5年3月15日掲載)
 

今後の課題

 食品配付会は年2回の実施のため、単発の相談で支援が途切れてしまうことが課題です。参加者の中には、継続的な支援が必要と思われる方もいます。食品配付会終了後も、関係機関や社福連会員間で連携し、支援が途切れることのない取り組みを検討する必要があります。

 また、実施回数や配付会場の拡充などのニーズもあるため、他団体が実施している既存の食品配付会との連携も視野に入れながら、会員が地域に密着した食品配付会を実施できるように検討することも必要です。

 

関連リンク

新宿区内社会福祉法人連絡会 - (shinjuku-shakyo.jp)このリンクは別ウィンドウで開きます