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東京都地域公益活動推進協議会

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「あだちご近所マルシェ」-介護施設とのポジティブな出会いの場!-

社会福祉法人道心会 介護老人福祉施設ケアホーム足立

毎月第1木曜日、隔月第4土曜日に敷地内駐車場を利用して社会福祉法人、地域公益活動団体などの販売会を開催。コロナ禍においても施設と地域住民との交流を継続し、予約販売というかたちで施設利用者にもおやつを選ぶ楽しみを提供しています。

令和5年7月4日掲載

<コロナ禍においても、地域と繋がり続けたい>

元々この活動は、コロナ禍においても感染予防対策を図りながら、何とか利用者様に買い物の楽しみを提供し、地域と繋がりも持続できないかという試行錯誤から始まりました。

以前から、この場所を障がい者施設の移動パン販売の場所として提供してきたこともあり、さらに様々な団体の活動の場として発展させられないかと考えました。

そこで、地域包括支援センター入谷さんや足立区社会福祉協議会さんに、足立区内で地域公益的な活動を行っている団体を紹介して頂けないかとご相談しました。更にその団体さんが知り合いを紹介して下さり、徐々に出店団体の数が増えバラエティのある内容になっていきました。

↑オリジナルののぼり旗も作ってみました。

↑定期的に地域包括支援センター入谷さんの相談ブースも設けています。

 

<地域活動を支援する場として>

この活動を通して気づいたことは、地域の中で実にたくさんの大小様々な個性ある団体があり、コロナ禍においても地道に活動を継続し、それぞれの方法で困りごとを抱える方々を支えているということでした。それを、ぜひ施設の利用者様だけでなく地域の皆様にも知って頂きたいという思いが強くなりました。

また、このイベントを通じてそうした活動を支援することにもつながるのだとも気付き、高齢者や介護事業者だけではなく誰の目にも留まりやすいよう、今まで施設職員が作成していたチラシもグループ本部の広報担当にお願いし、できるだけカラフルでかわいいイラストのデザインに変更しました。ちいさなことのようですが、これも高齢者施設でのイベントというイメージを変えるひとつのポイントにもなりました。

チラシの主な配布先は、利用者ご家族・居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・施設近隣の住宅や企業・地域の協議体「絆のあんしん連絡会」の会合などです。施設にある外部掲示板やホームページにも掲載し、今後はインスタグラムも開設してそこでも案内していく予定です。

7月(隔月第4土曜日の回)

毎回変わるイラストが楽しみです。
(クリックすると拡大します)

6月(毎月第1木曜日の回)

(クリックすると拡大します)

 

<介護施設とのポジティブな出会い>

あだちご近所マルシェの活動を通して、高齢者だけではなく次世代の当事者(未来の利用者様)とそのご家族に対してケアホーム足立の日常の断片を見える化することで、親しみを持ってもらいたい、地域住民の皆さんと施設職員の顔の見える関係をつくりたいと考えています。

また、地域の子どもたちにも馴染みのある場所になってほしいという願いから、子どもも参加できるイベントも織り交ぜています。

「自分は介護施設とは無縁」と思っている方にも、買い物の列に利用者様と一緒に並ぶことで自然と「介護施設ってこういう雰囲気なんだ…」ということを知ってもらうきっかけにもなればと考えています。

↑参加団体の方が大きなヒキガエルを連れてきたところ、子どもたちに大好評でした。

 

この活動を継続し、介護施設という枠組みを超え、地域の皆さんにとって親しみやすい居場所のひとつになることができればと考えています。

 

介護老人福祉施設ケアホーム足立 ホームページこのリンクは別ウィンドウで開きます(外部リンク)
◆「おしらせ」に、この催しの予告、報告や参加団体なども掲載。

平成医療福祉グループ(社会福祉法人道心会)ホームページこのリンクは別ウィンドウで開きます(外部リンク)